ノラ犬は子猫に向かって言いました。
「おまえもこの白猫のようになりたいみたいだな・・・
・・・ん?おまえ足がないじゃないか!
そんな体で俺に向かってくるのか?え、おちびちゃん!
がはははははははっ!!」
その恐ろしい声は、子猫の「弱虫」を呼びそうになりました。
それでも一生懸命子猫は勇気を出し、キッとノラ犬を睨みました。
ノラ犬は一向に怖がらない子猫を痛い目に合わせようと
牙をむき子猫に襲いかかりました。子猫が泣いて謝る姿を想像しながら・・・
シャッ!!
その瞬間、ノラ犬は顔に痛みを感じました。
目の前の子猫が自分の顔に爪を立てたのです。
続いて鼻に激痛を感じました。ノラ犬はキャンキャン鳴きながらその場所から
逃げていきました。
子猫はへたへたとその場所に座り込んでしまいました。
「僕が・・・僕が・・・あのノラ犬をやっつけたの・・・?」
まだ信じられませんでした。あんなに体の大きなノラ犬を
自分の手で追い払っていまったのです。
「あ、そうだ!白猫さんは?」
子猫はすぐにまわりを見回しました。しかし、いままで
白猫のいた場所にはいませんでした。
回りを見回したけれどもどこにも白猫姿はありません。
あの体でどこへいったのでしょう?
青い子猫は探し続けました・・・