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次の日のことです、子猫はいつものように目覚めました、なんだか幸せな気分でした。まるで悪夢から目覚めたかのように、さわやかな朝でした、きっといい夢が見れたからに違いないと思いました。幸せな夢、優しい男の子に拾われて、ミルクまでもらい、やわやわのタオルに包まれて眠りにつく・・・そんな夢、子猫はそれだけでうれしかったのです、たとえそれが夢だったとしても。
しかし、どうもいつもと様子が違います、自分の回りには良い匂いのする、やわやわのタオルがおかれていたのです。子猫はふと気がつきました、あの出来事は、「夢ではなかったんだ」と。子猫はうれしくなって、男の子を探し始めました。男の子はすぐにみつかりました。
「あ!おきたんだね!」
男の子は嬉しそうに駆け寄ってきました、子猫もまけじと、男の子のところへと走り出しました。もう夢ではない、これがすべて現実なのです。
子猫は幸せでした、いままでになかったもの、 今までほしくても手に入らなかったもの、たった一つの小さな幸せを手に入れたのです。
二人はいつでも一緒でした。いろいろお話もしました。男の子がいつも独りでいるのは、両親の仕事が忙しくて、いつもおうちに帰ってくるのが、お月様がみんなの夢を覗いている時間になってからということ。男の子は小さい時から病弱で、あまり外には出してもらえないこと。好きなおやつは、パラソルチョコレートのいちご味だということ・・・
本当になかよく二人は暮らしていました、パラソルチョコを分け合ったり、じゃれ合ったりしたりして遊んでいました。首輪も買ってもらいました。男の子のお母さんからのプレゼントです。本当にしあわせでした、あまり外に出ることのできない男の子にとっても、今まで一人でさまよっていた子猫にとっても。
そう、あの日が来るまでは・・・
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