行政書士試験の民法と宅建試験の民法では、出題傾向がやや異なるということは、皆さんご存じのことかも知れません。
しかし今までほとんど法律にふれなかった方がこの法律を勉強する際には、どちらも、まずは民法というものをおおよそ理解することからスタートするのが有益かと思います。
さっぱり何のことか解らないような法律用語やほとんどだったり、まあ意味は何となく分かるけども実際どんなふうに社会・日常で使われるのか見当もつかない、ではちょっとまずいかも。
その理由としては、
1,訳のわからないものを、あれだけたくさん勉強するのは大変すぎる。
やはり理解してこそ勉強はある程度楽しくなるのではと思います。
もしかしてあなたは「この意味何のことかさっぱりわからん」とか思いながら、イライラして民法を勉強していませんか?
そういうものをあれだけたくさん暗記していく作業て大変じゃありません?
私では不可能でしょう。仮に出来たとしても暗記が報われるとは限りません。というのも試験問題はただわけもわからず、暗記していれば解けるというタイプのものではないからです。漢字のテストは暗記でいけるかも知れませんが、法律の択一式の試験はそれじゃいけません。
2,民法は他の法律の基本となるものだから民法がわかってないと他の法律もわかりにくい。一般法と特別法という用語もありますよね。(^^)
例えば宅建業法は宅建業において民法をそのまま当てはめたらまずい、というのでわざわざ作られたものではないでしょうか?宅建業法に書かれていないことは宅建業者も民法に従うわけです。
以上のようなことを考慮して、あなたが民法をさっぱりわからないまま勉強している場合は、ちょっと軌道修正して民法の理解に重点を置いた学習につとめましょう。
どうやって?
まず民法の参考書を選ぶ際、行政書士とか宅建の受験という枠を取っ払い、わかりやすく、読みやすく、簡単な民法について扱った本を読むことです。
なんか民法についてマンガで扱っている本もあるようです。
それでもいいので、とにかくページをめくってみてこれならじぶんにもわかると思う本を選びましょう。
そしてそれをざっと読みます。全部じゃなくてとりあえず総則だけでもいいです。疲れない程度に。これであなたが民法についてだいぶんわかったなら(多少はひとりよがりな理解でもよいと思います)しめたものです。これからあなたの受験用のテキスト等を使った民法の勉強は、以前と比較してだいぶスムーズな楽なものになるでしょう。
いずれにしても出来るだけ苦労を抑えて合格したいですよね。急がばまわれともいいますし、民法がわからずに苦労している方はお試しください。
この文は作者が自分の体験を元に書いたものです。
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