このページではお勧めの日本史Bの勉強の仕方を解説します。

大学入試センター試験までの流れ

日本史センター試験の合格の条件は教科書の内容の理解と暗記だ。もちろん理解のほうがはるかに大事だが、暗記もおろそかには出来ない。
ただし、教科書それ自体は全くといっていいほど、整理して理解することや暗記することに向いたつくりをしておらず、おそらく読み物として面白みを感じる人も ほとんどいないので、それを使って勉強を持続的に取り組むのには困難な代物といわざるを得ない。
そのため、受験向けの書籍類をたいていの人は使いたいと思うでことであろう。
参考書の必須条件としては、

@整理して理解し暗記するためによくまとまっており、また要点が書き込み式であることが望ましいということ。
A読み物として少しでも面白みが湧くようなつくりにするよう工夫がなされていること。
この2つを満たしているのが実況中継だと思う。そしてAに特化しているのがマンガ参考書である。
マンガは取っ掛かりによいが、書き込み式の参考書もほしいところ。

まず参考書2回精読することをお勧めする。(3回以上は時間がかかりすぎるし、1回では足りない)
それが終わった時点で、次に問題集を解いていく。センター試験というのは言い回しなどの変化、別の視点からの問いなど、とにかく問題はいくらでも作りようがあるので それに対応するためには沢山の問題集を解くことが必須である。
問題は以下の順番でまず1冊ずつ行う。

(1)まず標準レベルの一問一答式の問題集を解いてみる。(ここで半分も答えられない場合は読み方が甘いので参考書に戻るべきだろう)
(2)次に標準レベルの空所補充型の問題集を解いてみる。文脈から判断しての解答がきわめて重要な思考の訓練となる。
(3)最後はセンター試験型の択一問題 か、正誤判定問題(○か×か)を解いてみる。

問題集を解くときの心得

・一度解いてみて出来た問題は○などのマークを付け、二度手間を避けるため二度と解かないようにする。
・一度間違えたところで二回目以降に正解した場合は△マークをつけ後で見返す。後で見返したとききちんと解けたら塗りつぶしておく(▲のように) 塗りつぶした部分は本試験の追い込みのところで念のため解く。
・(3)まで終わったら、まずまだ解いていないセンターの過去問か、マーク模試などを活用して自分の実力をつかむ、一つの問題で判断するのではなく、複数で満遍なく 満足の行く結果に終わるかを確かめる。
・まだ確実に自分の目指す点が取れない場合は(2)(3)のステップを別の問題集で行う。 (1)については、今回は必要ない。最も大事なのは、文脈から問題の意図を見抜く力と、センターの問題形式になれることだ。

別の問題集を使うと、違った問題でのアプローチで訓練になるし、単調になりがちな勉強に少しでも刺激になるので、持続的に勉強に取り組みやすい。 ひとつの問題集に固執してはいけない。
このステップを自分が納得のいく力が得られるまで繰り返そう。受験生は時間に限りがあるので、集中して効率的にやっていく必要がある。 だらだら解いて時間を無駄にすることだけは避けなければならない。

では皆様の健闘を祈る。

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