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St.Paul Univ 池袋キャンパスへの道

 

 

しかして「立教大学」とははたして、何か?

答えを知るためには大学周辺ロケーションを含めたヴィジュアルでチェックする必要があろう。

親しみやすいことは親しみやすいがキャパシティの面では死ぬほどミニマムで校舎もちゃちな、元々は築地に開学された、荒川下町寄り庶民的ミッションキャンパスを拠点として、大学としては学生数がとても少なく、二部や通信教育課程がなく、渋谷・港区に一流のキャンパス環境がたくさんあるというのにわざわざ狭くて庶民的な私鉄乗換ターミナル池袋に着目するタイプ、ということで学生は城北・地方系であって、しかも早稲田や東大、上智にはヤッパリ受からなかったレベルという、独特な哀愁を漂わせる校風。はっきりいって素敵なキャンパス環境の中でのびのびとちょっぴりクールでハイソ寄りな山の手的キャンパスライフを送りたいあなたに対しては、僕は母校を薦められない。立教付属校にかよっているきみも、エリートを目指すなら東大、ほどほどに優秀な学生としてしかもよりよく効率的本格的に学び遊びたければ医学部イメージも根強くて有利(ナニに有利やねん・・・)な慶応、サークルをはじめとして各種学外活動に思いっきりはまりたければ早稲田、早稲田に受かるだけの偏差値がなければ「おぼっちゃまお嬢様イメージ共学N0.1」の成城、本当に語学力があってネイティブレベルを深めたいのなら留学生やハーフの多いICU、立教女学院から進んで合コンやインカレサークルでモテたければ立教大学と偏差値的に並ぶ山の手系有名女子大へ迷わず行くべきです。(学生間でなごめることはなごめるとはいっても立教生にはちょっぴり内気だったり内弁慶なタイプが多いばかりか上意下達式に言われるままであることに慣れすぎていてすべてがすべてマニュアルどおりで流行は慶応あたりに比べると五年くらいは遅れているし(学内では今頃になって携帯ブームのまっただ中・・・!)創意企画発想力はゼロに等しく、ゆえにイヴェント関連も盛り上がりにはゼンゼン欠けるし、多くの授業は死ぬほど退屈で講師も含めたダレもがダレていて無内容だし、そのくせ出欠だけは厳しくて課題の分量も無謀なほどで、他学に比べて一般的な長所には乏しい僕らの大学のキャンパスライフをむやみに受験生に薦めておいて、あとで恨まれたくないのだ、僕は。かといって、城北在住の城北マニアあたりにとっては案外に居心地のいい環境でありうるけれどね)。

学内シンボルとして「顔」であって、建築としては「古いレンガづくり」というだけでデザイン的にも構造的にも垢抜けたところのない立教大学池袋キャンパスの一号館を「おっしゃれー」だとか「かっこいー」と思っているタイプは、学内には依然多数派として見られるのだが、レンガっぽく適当に欧米風であれば何もかもが良く見えるというのは本当に世間知らずというもの。はっきりいって彼らの一号館への奇妙なプライドは勘違い甚だしい、ということを実感している学生のほうが、実はとても客観的な性格で良心的、ちゃんと世の中をわかっているタイプなのだといえよう。そこからわかることは、つまり立教大学内では実は「おぼっちゃま」や「お嬢様」はほとんど希有な存在であるということ。海外や都内山の手、また「某大三田校舎」やレンガフリークにはたまらない「ハウステンボス」などと比較した場合における「違い」や「設備の貧困」がわかれば、誰も好きこのんでよそと同じ学費をとられて長所に乏しく貧弱気味なキャンパスにわざわざ四年間も費やして通おうとは思わないはずだからである。

そう、立教大学とはウリの少ない下町系ミッション大学。

きみは下町に残された東京最後の都電が地下鉄東池袋駅近くの首都高速の高架下をいまも元気に走っているのを知っているだろうか? 

池袋という、みんながよく知っているようでいてあまり知られていない、とてもローカルなターミナル副都心からほど近いところに、付属小中学校の校舎までを含めた立教学院は存在する。支店(青学大における厚木キャンパスのような支所校舎)は埼玉の新座。東武鉄道から譲られたといわれている敷地には最新鋭の新座キャンパスと立教高校が同居。しかし今回のキーワードはなにはともあれ「池袋」。それではウェブマスターとともに池袋界隈デジカメ・ツアーへ出発してみよう。

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