しかしこのアングルから眺めると、
われらがセントポールの池袋キャンパスも
なかなか捨てたものではない。
撮影スポットは五号館の教室。
窓越しに静かな電子シャッターを押してみた。

この日の授業の内容は英詩である。
せっかく前に当てられていたところの発表に備えて予習していたというのに、
急遽予習して内容を発表する作品を変えられてしまって、
しかも来週がリミットと急なので、
はっきりいって僕は少しきれかけたが、
仕方がないのでまた予習をし直すことにするしかないようだ。
このように、英米文学科クラスの授業というのは、
とても退屈でマンネリ化した日常の成り行きの上に、
あくび半分に展開されている。
だからきっと、英米語で書かれた文章物には全然興味が持てないタイプには正直いってきついかも知れない。
授業でやっている詩の中身なんて、
正直言ってほかのクラス参加者も全然分かっていないらしいのだが、
それでも努力型の立教大生は何とか調べたり予習したり、
どうしてもできない時には先生に相談したり、それでも駄目な時には単位を一つを切ってしまったりするので、
最終的にはどうにかなってしまうのであった。

クリスマスの時には池袋キャンパスが
美しいイルミネーションによって
ロマンティックに輝く世界になるというのは、
本当である。

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