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さて、人類が生活を快適に営む為には、人類が長い歴史を培ってきた知恵の結晶である「文明」がかかせません。 人類の祖先が「火」を使うようになってから約2000年後。私達はどんな寒いときでも「ストーブ」を使って指一本動かせば部屋の中はたちまち暖かくなり、お腹がすいたら「冷蔵庫」を開けて食べ物を得ることが出来ます。そこに食べ物がなければ「車」を使って「コンビニ」までいけばすぐに空腹感をまぬがれる事は出来るはずです。 便利な世の中になりました。そして、それが「当たり前」であり「欠かせない」事になりつつあります。 それらのほとんどは、「電力」「石油」「ガス」エネルギーによるものである事は明白な事実です。そして、そのエネルギー自体、エネルギーから作られた「物」、そのエネルギーを利用して稼動する「物」からのほとんどについては現在「環境汚染」について語られています。しかし我々人間はこの利便性を全て失ってまで環境を守りたいと思う、または願うのでしょうか? 最近企業で「地球にやさしい」といったロゴを印刷した商品を提供して企業イメージアップの努力とその商品自体の成分の見直しを図っているみたいですが、私にはそれこそ「人間のエゴ」に見えてたまりません。その企業には「ストーブ」があり、「冷蔵庫」があり「車」があります。 環境汚染を訴えている人にも、「石油」で作られた「服」を着て自然の木々をなぎたおして作られた「家」に住んでいます。極端ではありますが、「本当」の環境汚染を唱えたら文頭で書いた2000年前の生活に戻らざるをえなくなるのではないのでしょうか?「地球」に迷惑をかけない程度の「文明」はどこまで許されるものなのでしょう? これはFF7の世界にとって「石油、電力、ガス」は「魔晄エネルギー」と考えてみます。(説明書、ガイドブックでは電力エネルギーのみの説明になっていますが・・それでも生活に欠かせないエネルギー。) 「企業」は「神羅カンパニー」(1社しかないのは現実ばなれで置き換えずらいが・・) クラウドも神羅もみな人間です。クラウドは「星を救う」みたいに最終的には仲間にそう言ってましたが、本当は殺されたエアリスのかたきと「人間」の幸せを願うメテオの阻止の2つに違いありません。後者の方は誰もが願っていたことでしょう。 そしてライフストリームがメテオを食い止めて人間は生き残ったのです。 しかし、文明は破壊された。「魔晄」はなくなった。便利な生活に慣れきっていた「人間」は、これからの「自然との共存」とゆう生活になじむのに、「争い」を起こします。(生き残る為に食料を奪い合う) 地球規模で大地震が起ったらまずこうなるでしょう。 罪のない善良な人間も次々に殺されていき人口は激減の日々・・。 時が過ぎていくと残った人間達はお互いに譲り合って生きていくことに気づき始めるのです。 そうして100年、200年、経つうちにすっかり「文明」を使わない生活が当たりまえになってきました。そして500年後・・。人間は「文明」をほとんど忘れてしまった。「祖先は魔晄(文明)という不思議な力を使って生活をしていた」という歴史になるのです。 生まれてくる子供たち・・・。笑い声が聞こえる。・・それは大古の祖先「セトラの民」にうりふたつであったに違いない。 人間は人間の幸せを願っているからこそ「争い」があり、「文明」があります。 「戦争」は敵対するどうし互いの「正義」をふりかざして行われる行為である為、どちらが正義でどちらが悪などとは位置づけができないのです。「善」も「悪」も持っているのが「人間」ですからね。 「セトラの民」に戻った人間はまた600年後、700年後、1000、2000年後にはまた「魔晄エネルギー」に似た、別の「エネルギー」を頼った生活を必ず築きあげるでしょう。 それは「石油」「電気」「ガス」エネルギーかもしれません。
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