「こうやってデビュー曲から振り返ってみると、
いろいろやってるなーって思いますね(笑)」
デビューから3年間の歴史を凝縮したシング
ル・ベスト『For ourself〜Sin
gle History〜』は、平家みちよの
成長の軌跡そのものだ。そんな成長過程の中で
も、アーチストとしての最初の大きな転機とな
ったのは、『scene』で自作詞を書き下ろ
したころだと言う。
「詞は、中学の頃からずっと書いてたんですけ
ど“明日レコーディングだから1日で書いて”
って…無茶言うなぁ(笑)。でも、変に時間かけ
てもいいもん書ける訳やないし、自分が書かな
いと作業が前に進まない、っていうプレッシャ
ーがあったりしたおかげで、『scene』以
降の自分は、ものすごくプロ意識が高まったと
思いますね。与えられたものをただ歌うだけじ
ゃなくて、自分の意見や強いこだわりをはっき
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り言えるようになったのもこの時期なんです」
そんなこだわりを感じさせるのが『scen
e』と同時に作詞した未発表曲『myself』。
「私はこういう歌を歌っていきたいっていう、
最初の第一歩だったんですね。それも、きれい
ごとばっかりの単なる“頑張れソング”にはし
たくなかったから。ありのままの自分、一番み
んなに伝えたい平家の思いを出した曲です」
今年に入ってからは、つんく氏のプロデュー
スによって、さらにボーカリストとしての新た
な魅力を開花させつつある彼女。
「短いレコーディングの時間の中で、つんくさ
んには平家みちよの可能性を感じてもらいたい
し、“平家やったらできるって”っていうつん
くさんの信頼もすごく感じるんで。それを裏切
らないように今後も努力していきたいですね。
今回はシングル・ベストなんで、次は早くオリ
ジナル・アルバムを出せるように頑張りたい」
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