Michiyo Heike Summer Love Story 平家みちよ
モーニング娘。たちとのシャッフル・ユニット、黄色5での活躍も記憶に新しい平家みちよが 最近の平家みちよといえばっ! ニュー・シングルの話題の前に触れておきたい話題が。そう、ハロ ー・プロジェクトによるシャッフル・ユニット、黄色5に参加したこと。シングル「黄色いお空でBO OM BOOM BOOM」は、さすがにボーカリスト集団だけあって、めちゃよかった。筆者はかな り聴きまくっていたんだけど、彼女としてはどうだったんだろう? 「春らしくてすごく好きですよ。ユニットの話は、最初”マジで?”と思ったけど、ハロー・プロジェ クト全体の大きなものだし、ソロではできないダンスもできたし、ほかのメンバーの歌を近くで聴けた しやってよかったです」 これまで、ロックな楽曲を歌い上げる印象が強かった平家みちよにとっては意外な路線の楽曲だった 「黄色いお空で〜」が、ピタッとはまったことで、"こうしたダンサブルなつんく路線もありかな?”と思 っていた筆者。そしたら、やっぱり、ニュー・シングル「ワンルーム夏の恋物語」は、つんくプロデュ ース。予想は当たりってことで。 「つんくさんプロデュースは初めてですけど”来た来た来た!”って感じですね。曲も本当にラテン! って感じ。今までの私の曲にはないタイプで」 まさに夏を感じさせるラテン・フレイバーの楽曲。昨今のトレンドになっているラテンだけど、彼女に とっては新しいチャレンジだったのでは? 「じつは、父親がラテン、というかサンバが大好きで、家では朝からサンバをかけてるような人なんで す。マイ・マラカス持ってるんですよ(笑)。このシングル曲を最初に聴いた時”父さん!”って感じで、 朝からお父さんに踊らされていた記憶がよみがえりましたよ!」 な、なに〜、朝からラテン踊るって、ずいぶん迷惑なお父さんだったわけだ(笑)。しかし、幼い頃か らそういう環境にいたということは、跳ねまくったラテンの16ビートにも対応できる下地ができていた ってことになる。 「そうですね。だから、抵抗はなかったけど、今まで歌ったことはないパターンなので難しかった。体 全体でビートをとること、スピード感を生かすためにも隙間をあけずに歌うこと……。それだけで頭が いっぱいで余裕なかったんです。そういう意味では楽しげに歌えてないと感じるかもしれない。でもそ れはそういう歌詞だから」 どちらかといえば大人びた歌唱で歌詞の世界を表現する彼女。この歌詞では10代より少し上の女性、 ひとり暮らしの女性が彼を待つという恋愛初期段階の初々しさが、せつなさをともなって描かれている。 そう、まさに平家みちよの年代にピッタリ。 「今こういう日常はないですね。でも、恋愛すれば私はこういうタイプかもしれない。だから気持ちは すごくわかります」 以前から彼女が語っていた理想的恋愛関係は、 「お互いが束縛し合わないもの」 それは、今も同じだけれど……。 「恋愛したら待ってしまうと思う。私は待ちたくないけど、好きになったら待っちゃうんですよ! そ れが自然なことで、女の子だったら誰でもあると思うんです。だから、みんなが共感できる歌詞になっ てるんじゃないかな」 心のどこかに、好きになった男に振り回されてみたい部分があるのだろうか? それはすべての女性 に共通する感覚なのだろうか?「ワンルーム夏の恋物語」を聴きながら考えてみるのも悪くない。 そして、カップリング曲の「ステキな恋 ステキな夜」は、もうラブラブなふたりの夜が描かれてい るが、こちらもまた恋愛初期段階。 「彼氏がいない人は”どーすんだよ”って感じの歌詞ですよね。私もこうやって腕を組んで代官山とか 歩いてみたい。いいですよね〜」 ともかく、この2曲。平家みちよ的に言うならば"ステキな恋をしましょう"っていうメッセージとし てとらえるといいかも。軽快なビートに乗って、この夏を楽しくする序曲になりそうな予感だ。 さて、夏はいいことが多いという彼女。 「私こそがステキな恋愛を1年中したい!」 という気持ちはおいといて、この夏、そして年内のプライベートな方向は? 「夏にまたシングルが出るし、イベントもあるんですけど、時間があれば海外旅行へ行きたい。去年、 ニューヨークに行ったのがとても刺激的だったんですよ。自分の方向音痴さがわかったり、両替するの に4時間もかかったり(笑)、自分のダメな部分もたくさん知ったし、怖いけど根性すえられることがで きたと思うんですよ。ひとりで海外行くのが快感なんです。ふたりじゃだめ。もし、ふたりなら……」 ん? 誰だろう、やっぱり男性か? 「中澤裕子ですね(笑)」 |