――黄色5での活動は、どうでしたか?
平家 やっぱり最初は大変やなっていう印象
しかなくて、マイナスな方に考えが向かいが
ちだったんですけど、それぞれ独自のパワー
を持った人たちなのでいい刺激になったし、
結果的にすごくプラスのパワーを吸収できた
んじゃないかなって気がします。
――他のメンバーとはすぐ馴染めた?
平家 ハイ。でも、みんな団体でいることに
慣れているせいか、結構、個々なんですよね。
(楽屋で)本読んでる人もいれば、メイクを
直してる人もいて。ココナッツ娘のアヤカに
至っては勉強してましたもん。”どんな勉強
してるの”って聞いたら”法律”って。しか
も、テキストは英語ですよ(笑)。
――団体で行動することも初めてなら、歌い
ながら踊ることも今回、平家みちよにとって
初めての経験だったでしょ。
平家 こんな本格的に踊るのは初めてで、し
かもインカムつけて両手で踊るって聞いたと
きはア然としましたね。でも目一杯やらせて
もらって、なかなか楽しかったなぁと。
――ある意味、そこで弾けられたからこそ、
ニューシングル「ワンルーム夏の恋物語」の
新展開になったのかな。
平家 うん。今、考えてみると黄色5はひと
つの段階だったんですよね、きっと。
――今回、プロデューサーがはたけさんから
つんくさんに変わって、曲調もこれまでのロ
ック路線から、つんく流・ラテンダンスミュ
ージック、ってな感じになりましたね。
平家 つんくさんのやり方っていうのは、ま
わりから聞いてだいたい知ってたんですね。
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でも、黄色5で初めてそれを味わって、レコ
ーディングのときブースの中につんくさんが
いるっていうのが、まず……やっぱりソワソ
ワするみたいな。ブース=自分の部屋という
感覚でいたんで、そこに他の人がいるってだ
けですごく緊張するし、どうしていいか分か
らへんっていうのが正直な意見で。ただ今回
は2度目ということもあってか、横にいて
”こういうふうに歌ってみて”と即座に言っ
てくれると分かりやすいし、いろいろ細かく
教えてくれて、めちゃ勉強になりました。だ
から違和感は全然、なかったです。
――でもそれは、これまでの自分の歌い方や
クセを消すことにつながりませんか?
平家 始め、私もそうなるのかなと思ってて。
だけど、つんくさんの言うとおりにした上で、
そこに自分の色を加えることは幾らでもでき
ると思うんですね。決して個性を捨てさせる
ようなプロデュースの仕方ではないし、歌い
方っていう技術的なことで頭がガチガチにな
ってる私に”一番、大事なのは感情やから”
と言ってくれたり。その一言はかなり今回の
歌に影響を及ぼしてますよ。
――ところで、なんで、"ワンルーム"なんで
しょうか?
平家 そこがポイント(笑)。庶民派という
か、みんなの日常の中にあるものを描くこと
で、共感できる人がより増えるんじゃないか
なと。今までの経験を生かしつつ、これから
新しい平家みちよをドンドン出していきたい
と思ってますので、まずはその第1弾である
この曲を皆さんぜひ聴いてみて下さい!
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