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26/12/1999

夜にメガネは必需品

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 突然だが、僕はもともと視力が弱いほうである。受験勉強の影響と言えば聞こえは良いが、幼少の頃からテレビゲームに慣れ親しんできたため、恐らくその蓄積が関係しているのであろう。メガネをかけると裸眼視力はさらに悪化していき、自動車運転免許を取得するときは、検査に引っかからないかどうか不安だったものである。
 何故いきなりこんなことを書いたかというと、ディズニーランドにあるアトラクションの一つ、シンデレラ城ミステリーツアーにおいて、今までとはまた別種の恐怖を味わうことになったからである。暗所や閉所に対する恐怖症があるわけではないのだが、視界が極めて悪いというのは、やはり恐いということを実感した。

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 ノリの良い係のお姉さんに諸注意を聞き、「はーい!」と参加者皆で元気良く返事をしたはいいものの、地下に降りると、地下道の雰囲気を出すためか、照明が全体的にかなり落とされていた。夜景に目は慣れていたものの、それでも僕にとっては、数歩先が見えない状況に等しかったのである。
 お姉さんは、「危険なので離れないように私に着いてきてくださーい!」と叫ぶ。他の参加者達は、お姉さんのオーバーアクションに微笑みながらスタスタと歩いていくが、僕はもう必死である。置いていかれでもしたら、まさに危険なのだ。微かな明かりと非常灯、そして人の動く気配を探りながら、歩を進めていかなければならなかった。

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 小さな子どもではあるまいし、緊急事態でもないのに、途中にある非常口から誘導されて外に出る、という醜態だけはさらしたくなかった。そんなことにでもなったら、アトラクションの恐怖に怯えて、耐え切れなくなった軟弱な大人として、その後白い目で見られるに違いない。子どもに石でも投げつけられるかもしれない。
 というわけで暗闇の中、はぐれないようにお姉さんの言葉に耳を傾け、その位置を確認すことに全神経を集中した。約三十分後、ようやく出口から外に出ると、きらきらと輝くイルミネーションが僕の網膜を強烈に刺激した。夜目が効かないことが原因で、まさかこんなところで恐い目に遭うとは思っても見なかったことである。

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 さて、少々大げさに書いてしまったが、これは先日、東京ディズニーランドを訪れたときの一場面である。クリスマス前まで、六時以降使用可のパスポートが格安で売りに出されていたので、寒空の中、遊びに行ったというわけだ。恐怖体験の後は、ファンテイリュージョンやトゥーンタウンなどを楽しみ、帰路についた。
 失敗といえば、メガネを持参しなかったことである。いくら日本最大級のアミューズメントパークといっても、暗いところは暗い。付近に企業のビルも無いし、ハデなネオンが灯っているわけでもない。まあそれなりに楽しかったからいいのだが、遊びに行くときと運転するときは、必ずメガネを持参しようと心に決めた。

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 今週末は、全国のカップルと子ども達にとっての大きなイベント、クリスマスであった。日程的にイヴの日が金曜日にあたり、都合が良かった人も多いのではないだろうか。僕はと言えば、特に変わったこともなく、例年通りである。要するに、何も無かったということなのだが。
 世間の一般的な若者のように、恋人と共に食事をしたり、仲間内でパーティーを催したりということをしたくないわけではないのだが、精神的な若さが足りない僕は、その気力も起きない。こうして青春時代のクリスマスは、毎年過ぎ去っていくのだが、自分が親となりサンタ役を務めるまで、この傾向は続いていくであろう。


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