02/03/2000

漂うクリオネ漂う車

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 前回は、卒業論文に関する話題で終わってしまったが、今回は、水族館とドライブのお話。どうでもいいが、最近の週記を振り返ると、ほとんどどこかに遊びに行っているような気がする。就職を控えて焦っているのか、そういった意味では、まれに見る積極性である。まずは金曜日、品川区しながわ水族館を訪れた。
 ここは、都内で唯一イルカショーが催されているところで、また、距離の長い水中トンネルでも有名である。開館当時の賑いは大変なものだったらしいが、さすがに平日の客足は少ない。それでも、遠足の幼稚園児団体や、修学旅行中と見受けられる中学生、大学生風カップルなど、それなりに混雑していた。

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 イルカショー。比較するのも酷というものだが、やはり鴨川シーワールドのものより劣る。全体的にこじんまりとしていたし、演技の内容も、まあ普通である。それでもこうして、手軽に見ることができるのだから、その価値は十分あるだろう。彼らがぽんぽん飛び跳ねる姿は、やはり賞賛に値する。
 ショー自体より感動したのは、ガラス窓一枚隔ててイルカを間近に見れたこと。水槽の中が地下から見れるようになっていて、特にショータイムのときなどは、床すれすれまで下降して、そこから一気にジャンプしていく姿を見ることができ、また違った感動を味わえる。この建物の構成は、非常にすばらしいものであった。

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 クリオネ。流氷の下に住み、海の妖精などと称されるこの不思議な生き物を、僕は今回初めて目にすることができた。動きはくらげのようなのだが、小さなヒレを動かすところは、確かに妖精の羽のように見える。ふわふわと漂っていて、体はぼぼ透明。愛らしい彼らの動きを見ていると、人気が出たのもわかるような気がした。
 しかし、それも捕食の瞬間を見たら減殺されるかもしれない。彼らの口は、人間で言うと頭の部分にあり、それを広げて獲物を捕らえる。そもそも体の構造が違うのだから仕方が無いのだが、何となくグロテスクなものを感じる。だがそれ以外は、何の悩みも無く、ただのんびり泳いでいる。疲れた現代人の癒しになる、かもしれない。

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 とりあえず、印象に残ったことを書いてみたが、その他にも、ゴマフアザラシが背泳ぎで行ったり来たりしてその巨体をさらしてくれたり、休んでいるのか、ほとんど動かないペンギンが何匹も並んでいたりと、900円という入場料から考えれば、かなり充実した水族館であった。機会があれば、ぜひ行ってみてほしい。
 クリオネは水の中で漂っていたのだが、その翌日から、今度は僕らが漂うことになった。久しぶりのドライブである。今回も、前回と同じお店で借りたのだが、なんと車体まで一緒。傷の位置などからして間違い無い。他の車種にも興味はあったが、愛着があるのでこれもまたいいだろう。早速乗りこみ、準備を整える。

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 今回の目的地は埼玉県川口市。ここに同伴者の友人がいて、彼女、S嬢も運転の練習がしたいということで、泊りがけで遊びに行ったわけである。この前とは違い、往路は極めて順調。入念な事前調査が功を奏したのか、ほとんど迷うことなく、辿り着くことができた。個人的には会心のドライブだったと言えよう。
 その後、S嬢に運転してもらう。その日は大宮まで、そして翌日には東京をぐるぐるとまわる。時間があったので、結局湾岸まで行ってしまった。そのコース取りはまさに気の向くままで、東京観光の要素を兼ね備えていたとは言っても、その場で適当に決めていった。クリオネ同様、僕らは東京の町を漂っていたわけである。

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 S嬢は運転に不安感を持っていたが、同乗した感じでは、ほとんど問題は無かったように思われる。これだけきちんと車を操作できれば十分であろう。それに僕のほうも、ちょっとは上達したようである。特に知っている道であれば、まったく問題無い。ペーパードライバーの道からは、何とか脱したのではないだろうか。
 3月までに、最低もう1回、もしかしたらもう2回運転する機会がある。仕事が始まったら、本当に車と縁の無い生活を送りそうなので、今のうちにしっかり勘を身に付けておきたい。やはり自分の手で乗り物を操るというのは楽しいものだ。これからも、別段必要性は無くても、ドライブを楽しんでいきたい。

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 さて、前回も書いたが、明日から3週間ほど、東京を離れることになった。あちこち放浪するわけではないのだが、HPの更新はまったくできなくなる。その点、ご了承いただきたい。伝言板やひとりごとのほうには顔を出せると思うが、普段からあまり書き込みしていないので、まあいつも通りだろう。
 今回が学生生活最後の旅行。いろいろ手配してもらったり計画を立てたりしているので、非常に実りのあるものになりそうだ。一番のメインはやはり台湾。香港同様、目当ては食べ物なのだが、下調べすればするほど期待感は大きくなる。思いっきり遊んで、すっきりした気分で入社式を迎えたいところだ。


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