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4月6日〜12日

交通ルールは守りましょう

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 10日は学校の登校日。成績通知表配布があるので、どうしてもいかなければならない。しかしここで問題なのが、現在、定期を持っていないということ。すなわち、普通に交通費を出して行かなければならないのだ。東京の自宅から横浜の大学まで、往復で1,500円程度かかる。これは何とかして節約したいところだ。
 そこで思い付いたのが原付登校。距離はあるし、自分で運転していかなければならないが、その分コストパフォーマンスは抜群。おそらくは往復500円もかからないだろう。そう思って朝の6時半出発。道路は国道沿いに行けば良いのでさほど難しくはない。さすがに朝早いせいか、交通量も少なく、順調に飛ばしていった。

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 ところが、やはり横浜まで走破というのは無理があった。途中で疲れてしまい、道路も混んできたので、川崎で途中下車。そこからは電車に乗り換えて学校に向かった。あまり節約にはならなかったが、それでも普通に電車賃を出すよりは安上がり。遠出をしてみたいという僕の願望も叶えられ、それなりに満足だった。
 学校のほうは何の問題もなく、つつがなく終了。朝早かったせいか、少し眠気が襲う。川崎までの電車はあえて各駅停車を選び、運転に備え睡眠をとる。往路の所用時間は約1時間半。帰りは多少混んではいるだろうが、そこは原付の得意なところ。乗用車の間をくぐりぬければ、2時間程度で到着できるのではないだろうか。

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 復路スタート。混んでいるかと思ったがそうでもない。順調に飛ばす。多摩川を渡る。目の前にも後方にも車はなく、その時の道路は、まさに僕のものだった。アクセル全開。と、いってもたった60kmしか出ないのだが、それでも少しの間、僕の心境はレーサーさながら。快適なドライブを楽しんだ。だが、ここで後方からマイクの声……
 いつのまにか背後に忍び寄るのは白バイに跨るおまわりさん。僕の心は一気に消沈。短い夢だった。素直に従い、脇にバイクを寄せる。てっきり怒られるかと思ったが、そのおまわりさんはかなり事務的。さくさくと、何かの紙に記入していき、そして三言。26kmオーバー、3点減点、及び罰金12,000円……特に最後がかなり痛い。

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 青い紙と払込用紙を僕に手渡すと、おまわりさんは颯爽とバイクに跨り、行ってしまった。残された僕は、しばらく呆然。取って間も無い免許に傷がついてしまったのはいただけないが、それより何より、多額の罰金が僕の心をきつく締め付ける。のろのろと原付に乗り発車したが、しばらくは立ち直ることができなかった。
 ふと見ると、全国安全運転運動とやらの垂れ幕が目に入る。そう、賢明なるドライバーの方々はご存知だろうが、この時期、交通違反の取り締まりが厳しくなるのだった。僕のような何も知らない運転手は、白バイおまわりさんの格好の獲物だったのかもしれない。まんまとその罠に引っ掛かってしまった心境である。

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 その後、帰り道で白バイを見かけるたびに冷や汗をかきながら、何とか帰宅した。渋滞が酷かったが、逆に僕にとってはありがたかった。必然的に制限速度をオーバーして走ることが、無くなったからである。嫌なことはさっさと済ませようと思い、そのまま郵便局に直行。断腸の思いでお金を払い込む。財布がかなり軽くなる。
 まったくもって運が悪いとしか言いようが無い。確かに交通違反したのだから、完全に僕の落度である。更に言えば、取り締まりが厳しくなっていたことを知らなかったのも、僕のミスだ。だが、おまわりさんの態度を見る限り、単に僕は運が悪かっただけのような気がしてならない。怖くて当分原付に乗るのは止めようと思う今日このごろである。

 


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