太鼓の巻き (祝!完結編)   04.02.21

糞詰まりの疑いのあった太鼓部分を交換しました。

 異形ジョイントの製作をお願いしていた近所のモーガン乗りのKanさんから完成の連絡を頂き、Kanさんの会社が引けてからKanさんの会社で排気系の切った張ったをすることに成りました。
 この画像は今回交換する太鼓部分が今までの物より大きいので、ボディに干渉しそうなところをサンダ−で削っているところです。
 タコアシと太鼓部分にフランジを点付け溶接して、仮組みしてるところです。溶接の火花が眩しいので肝心なところは直接撮影できてませんです。
 で、こんな感じに仮組みできました。リアエンドのクリアランスが取れるかどうか心配だったのですが、なんとか美味い具合に収まってくれて一安心です。
 これはその拡大部分。素材は6mm厚のステンレスです。なかなかかっこいいでしょ?シフトホーク付近とのクリアランスが厳しいので、太鼓は立てて使用することにしました。フランジで固定してるので、これでもそんなにぐらついたりはしませんでした。
 仮組みでとりあえず不都合が無いことが確認できたので、タコアシを外してフランジ部分を本付けします。久しぶりにタコアシを外そうと思ったらなかなか外れなくて結構苦労しました。応援で駆けつけてくれていたSeven乗りの西本さんに手伝ってもらってなんとか抜き取れました。
 排気漏れしてるのが良く判りますよね。ついでに、タコアシ直下にあるセルモーターのプラスティックの端子が解けて変形してました。やっぱきちんと熱対策しとかなきゃなぁ・・・。
 これが外したタコアシです。まだ本付け前ですが、フランジはこのぐらいの位置につきます。つまりフランジより先は太鼓部分に刺さるようになります。
 本付け終了の図。こんな感じです。なんだか外観が遣れた同士の組み合わせですが、溶接部分はプロのKanさんがやってくれてるので新品のようです。
 よっしゃ〜っ!それじゃっ、組んでみましょうかぁ〜っ!て感じです。時計は確認してなかったのですが、殆ど真夜中。でも、この当たりは民家が殆ど無いのでサンダー使ったり溶接したりしても大丈夫なのでした。
 一休みしてから本組みしました。ボディとのクリアランスもばっちり。タコアシとフランジのボルトをしっかり締め付けてエンジンをかけて見ました。
 ビンゴッ!!軽くブリッピングしただけで、タコメーターの針は4〜5000まで届いてしまいました。
ん〜やっぱり太鼓の糞詰まりが原因だったのです。はぁ〜良かった!(^^)
 本付けされたフランジ部分です。タコアシの方はまだ金属が新しいので問題は無かったのですが、太古のほうは鉄がもろくなってて溶接時に溶けてしまったりしたとKanさんが言われてました。
 問題なくついたと思ったのですが、いざマフラーカッターを付けようと思ったらナンバープレートに干渉することが判りました。急遽ナンバープレートステ−を右に移設して完了です。ご苦労様でした。
 で、丁度近くに大型の切断機が有ったので、問題の太鼓を割ってみようと言うことになりました。するとなんとも不思議な光景が現れたのです。
 左の画像をクリックして頂くと番号が振ってますが、3室に分かれてるはずの太鼓が2室しかありませんでした。真中の部屋を形作ってた隔壁が、何かの拍子にもう一方(右側)の隔壁の位置までスライドしてしまっていたのでした。さらに2室目に有ったグラスウールが僅か開いてた隙間も埋めてしまう形に成ってました。すると当然ながらエンジンから来た排気は行き場を失いエンジンが吹けないと成っていたのです。
 実はこの隔壁溶接されてませんで、挟み込んであるだけのようでした。こりゃ〜ずれても仕方ないわぁと言う感じです。
 何はともあれ、エンジンはばっちり復活しました。帰りにKanさんの会社から出てすぐの直線で多めにアクセルを開けてみたのですが・・・・思わず戻してしまうぐらい加速してくれました。なんとまぁ変わるもんです。帰りに真夜中のR171が最高に気持ち良かったのは言うまでも有りません!

最後に、切り貼りをしてくださったKanさん、お手伝いいただいた西本さんに心から感謝します!こんどコーシー奢らせて下さいね。(^^)/

撮影:Finepix F601

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