GASタンク修理   04.03.28

正月から懸案だったガソリンタンクの修理を本格的にやっつけてしまおうと思ったのですが・・・

 今週末は最高のツーリング日和っ!ですが、何かと忙しく走りには行けませんでしたのでメンテです。前日マニュアルでタンクの取り外し方をサラッと読んでみたのですが、それほど難しくは無いと踏んで朝からゴソゴソ作業を始めました。
 先ずは定法通りバッテリーを切り離します。ガソリンですからこの辺は抜かりなくやらねばと・・・。
 次にタンクの下部にアクセスしやすいようにジャッキUPして左後ろのタイヤを取っ払います。そんでもってリアのフレーム後端にウマを噛ませ準備完了。
 と思ってたら、タンクの固定ねじがタイヤハウスと助手席の間の袋部分に隠れてる事に気付きカバーを外しました。こんな大きな穴が開いてるんですねぇ。ヨーロッパ手に入れて初めて覗いたのでビックラこきましたよ。
 さていよいよ取り外すぞぉ〜っ!と意気込んで作業開始です。固定用のボルトを2箇所緩め、キャブへのパイプを外し、センダ−ユニットへの配線を外します。そしてタンクと給油口を繋いでいるゴムホースの固定バンドを緩めホースを上方へ抜き上げます。少し持ち上げるとボディとのパッキンが浮いてきますので、グニグニ捏ねてホースもろともパッキンを引き抜く事が出来ました。パッキンを捏ねる時にマイナスドライバーを使ってしまったので、ボディに少し傷を着けてしまって悲しかったですが・・・・。
 これが外したホースとパッキンです。そこそこやれてましたが、再使用に耐えうると無理やり判断し(笑)再び装着される事になりました。
 で、完全にフリーに成ったタンク君ですが当初の計画では完全に車外へ取り外してしまうつもりでした。しかし、いざ作業を始めると上に抜くにはウォーターパイプを外さなければいけないし、下に抜くには手持ちのジャッキでは高さが稼げないと判断(よく見たら一目瞭然なんだけどね)。仕方が無いので穴の開いた部分が暴露できる程度に下に下げるだけにしました。
 さて車載されてる時には良く見えなかった穴明き部分ですが、暴露させても殆ど判りませんでしたねぇ。本当にピンホールでした。少し残ったガソリンのベーパーが出てなかったらそこに穴があるってのは肉眼で発見できないくらいの小さな穴でした。それもタンクのエッジ部分のビードの部分だもんで尚更わかりにくいのでした。タンクのドレンを開けてガソリンのベーパーを粗方追い出した後、いつも使ってる耐油金属用のパテを盛り付けて完了です。手でコネコネやってるとだんだん柔らかくなってきますが、そこで焦らず少し硬くなりはじめぐらいで患部に塗りつけると食いつきが良くなるようでした。
 説明書には約10分で実用硬度に成るって書いてあったので、20分ほどそのままにしておいてからバラした時の逆の手順でタンクを組み付けて完了です。バットに抜いておいたガソリンをごみが入らないように慎重にタンクに戻してエンジンを掛けてみました。無事アイドリング確認。各バンドをまし締めして車体下部に忘れ物が無いかを見て今日の作業は終了です。丁度昼飯時、ガソリン臭い手でガレージを後にしました。
 2時間ほどして漏れてないか見に行きましたが、ん〜〜〜、微妙。やっぱきちんと溶接で埋めなきゃダメか・・・って感じです。ちゃんちゃん。(^^;;

撮影:Finepix F601

  <<back>>