セル顛末・・・   06.09.09

復活に2週間も掛かってまいましたわ。(^^;



 前回の小走りで落ちたセルの復活を試みました。というか、結局新しいセルモーターを買って取り付けると言うだけなんですが・・・。
 Webを漁って、関東のヨーロッパ屋さんからS2用というのを購入しました。送料入れて6万円弱。やっぱ機械物は高いですねぇ。しかし、背に腹はかえられんっ!でございます。(笑)
 早速新旧を観察です。ん〜〜〜っ、見れば見るほど良く似てる。と言うかモーターのボディそのものは一緒じゃないかと思われます。そのた微妙にネジ位置が変わってるようですが、瓜二つ。でも、肝心のベルハウジングへの取り付け穴が90度程ずれてましたわ。試しに吊るしのままで取り付けてみると、とてもじゃないですが走れる状態じゃないですねぇ。端子がブロックに当りそうだし、ソレノイドはフレームと面一です。



 さらに観察を続けると、アダプターにはさらに違う穴が開いてました。つまり2パターンの取り付け角度が設定できるようになってたのです。早速その穴を試すべくインパクトドライバーでトンカントンカンネジを緩めます。これが中々緩まんのよっ!2日ほど掛けてゆっくりとチャレンジしてやっとピキッという音とともに緩んでくれました。
 そしてその穴位置で取り付けてみると、前回よりかなりそれらしい角度で取り付けることができました。おっ、いい感じやないのぉ〜!と喜んだのもつかの間、エキパイを取り付けてみるとん〜〜面一っ!やっぱ穴あけなおさなあかんなぁ〜と言う結論に・・・。



 で、昔からお世話になっている京都のMINI屋さん(RAC)の社長に頼んで、脱落したセルの取り付け穴から紙で位置取りをして、同じ位置にセルが来るようにボール盤で6mmの穴を開けて頂きました。画像でも判るとおり、元有った穴とほぼ90度ずれる感じに成りました。
 で、それを仮組みしてみると・・・ビンゴッ!>あたりまえやけどね(笑)
 端子もクリアランス取れてるし、エキマニ、エンジンブロックともきちんとクリアランス取れる角度で取り付けることができるように成りました。ようやく角度が決まったので、ネジロックを使ってアダプターとセルをキッチリ固定して本格取り付けへと移ります。



 さて、セルの方が段取り付いたので、前回集合部に亀裂が見つかったエキマニの段取りです。溶接はいつもお願いしてるモーガン乗りのKanさんにお願いしました。>お忙しいなかありがとうございました。素人目には元々の溶接部分に沿って2cmぐらいの亀裂だから簡単かなぁと思ってたら、なんと4面あるうちの3面ぐるりに亀裂が入っていてもう少しで大口開く可能性があったようでした。ふぃ〜っ、助かったぁ・・・。でも、一回熱の入ったステンは炭化が進んでて、溶接したら周りが溶けてしまってなかなか上手く行かないとのことでした。新品なら簡単なんやけどなぁとの事。だもんで、今回塞いだビードの周りにまた亀裂が入る可能性があるヨォとも。
 ネットで、手に入れておいたクールイットを軍手と根性で巻いてゆきます。マスクするの忘れて喉痛ぁ〜〜〜。固定は0.5mmのステンの針金。なんとかセルとエキマニ下の配線を熱害から守れる程度まで巻いて終了。
 たまたま家人が出かけてる間に、エンジン始動っ!!ピニオンOK!!点火1発っ!わはははっ!やったぁ〜〜〜っ!と、お約束の煙がワサワサ〜〜〜〜モヤモヤァ〜〜〜〜!げほげほっ・・・
嬉しくもシンドイ、復活の瞬間でした。(笑)

撮影: F601

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