インナーサイレンサーの巻き   06.04.14

これでどうでっしゃろか?

 爆音仕様の家のヨーロッパ。以前バイク用のインナーサイレンサーを購入して、なんとか消音性能に目処が着いていたのです。んが、何回か走行してる間に段々と中のグラスウールが爆風で飛び散ったり捲れたりして、徐々に音がでかくなってきやがりました。(^^;



 そこで、グラスウールを巻きなおそうと考えたのですが、多分また数回のうちに同じ状態になるやろなぁ・・・と。なんか良い代替品は無いかいなぁと探してたらWebにステンレスウールなるものの販売広告が!これやぁーっ!ヤフオクにも出品してるし買うのも簡単簡単。
 と言うことで早速落札。荒目と細目を1mづつ購入しました。各750円/mで送料200円。画像では判りにくいですが、テール側が細目、フロント側が荒目です。思ってたより柔らかくてちょっと心配。



 早速作業に取り掛かります。が、ここで注意しなければならない事はステンレスウールの取り扱いです。ウールと言うことで柔らかいイメージがあったのですが、1本1本はかなり硬いので簡単に皮膚が切れてしまいます。販売店のWebSiteにも注意書きがしてありましたが、特に荒目は必ず防護手袋をしておくれっ!ってことでした。今回は恐る恐る軍手でチャレンジしましたが、FRP触る時のように軍手の下にビニール手袋がベストかなと思います。
 で、先ずは荒目を巻いてゆきます。ロールの幅は巻き幅より狭いので、ラケットのグリップを張り替えるときのように(判りにくいかな?)斜めに絞りながら、そんでもって引っ張りながら巻いてゆきます。端は捲れ易そうなので少し分厚くなるように気をつけます。荒目はウールの強度と言うか密度が少々引っ張っても変わりにくいので、思い切り締め上げました。それでもロールの半分より少し長いくらいでソコソコの厚さになりました。この後細目を巻くので、その巻き代分を置いておくのを忘れずに。(笑)多分、荒目だけだと消音効果が低でしょう。
 そしてなるべく全体に押さえが利くようにステンレスのワイヤーで抑えてゆきます。ワイヤーの両端はウールの中を通してパンチングパイプの穴から排気通路に出し、折り曲げて固定としました。



 同じ要領で細目を巻いてゆきます。最終的にマフラー径より少し大きめに成るようにグルグルと引っ張りながらやってきます。ただ細目はあんまし引っ張るとウールの密度が変わりやすそうなので、様子を見ながらそこそこにしてます。浮いてきたりしても手で絞りながら下層に密着させるようにしてみました。最後に同じようにステンレスのワイヤーで固定して完成っ!
 見た目はゴテゴテですがマフラーとの隙間もいい感じで、入れるのに少し抵抗があるぐらいです。さて音量のほうはどんなもんでっしゃろ?エンジン掛けるのが楽しみです。グラスウールと違ってこれで失敗してもまた剥がして巻きなおせるので、気分的に楽ですね。ただ、後で気がつきましたが、かなりの切子や千切れたウールが飛散します。小さいお子様やペットが居てる近くではしないほうが良いかと。ビニール袋や新聞紙を敷いてやるのが後片付けを簡単に終わらすコツかもです。(笑)


撮影: F601

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