ユーロカップに向けて   06.11.03

前足の交換の巻き



 長い間の懸案だったヨーロッパでのレース出場に、とうとう11月12日のユーロカップ2006で参戦することが決まりました。色々準備が必要なのですが、機関的なことは主治医にお任せすることとなり、本日AofPに車を持ち込んで各部のチェックをお願いしました。さらに、前からお願いしてたフロントショックの交換も同時に行なうことに。
 ちなみに、ヨーロッパの前に停まっているケータは、バイクのエンジンを積んだスペシャルカーです。主治医が試走段階で怖くて8000までしか回せんかったというシロモノ。エンジン音聞きましたが、まんまBigバイクのそれ!レスポンスも恐ろしく速い!ミッションはもちろんシーケンシャル。
 へんな話、街中では乗りにくそぉ〜〜っ!



 以前からリアのショックはAVOのレーシング改に変更済みだったのですが、ノーマルのフロントとのバランスからスプリングレートは柔らかい物が入ってました。で、今回はリアのスプリングも交換。スプリングレートは次戦よりSタイヤを入れると言う想定でフロント275ポンド、リア250ポンドという設定になりました。
 前後をウマで上げホイールを外してばらして行きます。この前金沢で砂浜走った後、水で洗い流したつもりだった下回りにマダマダ砂が付いてることを確認してショックッ!(^^;;



 足回りの作業の合間に、ダマシダマシ使ってた蛸足の亀裂部分の溶接もお願いしました。やはりパテだけでは駄目ですねぇ。>当たり前か・・。
 なかなか中の方までは難しいのですが、ビードで蓋をするような感じで出来るだけ溶接を回していただきました。
 さらにリアのフレームの亀裂の確認も行ないました。久しぶりに良く見たら、うちのフレームって・・・いっぱい補強が入ってます。なんかちょっと得した気分(笑)。とりあえず亀裂や錆び穴等無く、元気そうでした。



 で、これが今回装着するフロントのスプリング。ノーマルと比べて巻き数の違いが一目瞭然です。期待もてますねぇ。(^^)



 ほとんどワンオフに近いモンですから、細かいフィッティングに少々時間が掛かります。だもんで、待ってる間に記念撮影。ガレージ内でウマをかませることは有りますが、左右前後にスペースが無いのでなかなかヨーロッパ全体を眺めることは無いんですよねぇ。
 さらに、左フロントのハブベアリングに少しガタが有ったので、増し締め。穴を一つずらして頂き、とりあえずガタもなくなりました。



 しばらくして、先ずはリアの方を装着完了。見た目は変わってないですが、いい感じ。で、フロント部分。全然問題なくシャフトも抜けて、新しいショックも簡単な刷り合わせだけで装着。ノーマルのショックは少しアームに干渉しておりました。そんなに醜いものではなかったですが、気持ちのいいものでも有りません。
 今回装着したショックは、AVOのレーシングと言うショックをヨーロッパに合う様に改造した物で、赤ヒラメブラザースの相方はスタビのマウントを下じゃなく上に持っていったタイプを装着してます。僕は予算とスタイルの関係から従来の下付きを選択しました。
 ショックの取り付けが終わり、各部の増し締めを行なってもらったら、エンジンマウントが緩んでたとの事でしたわ。そういやハードに変えてから増し締めしてないなぁと・・・。(^^;
 さて、車をウマから下ろし、車高の調節です。リアを低めにしてフロントを上げる感じ。とりあえずこんな感じで少し試走。走り出して、ビックリっ!「おっ!おらの車とちがうべやっ!」(笑)トラクションが逃げないですねぇ。踏んだら踏んだ分前に出る感じ!今までなら、ぐっと踏んだらリアが沈んでグニュッと力が逃げてたのが、逃げるところが無くなって前にしか行かない・・。>表現難しいなぁ。
 コーナーでも今まで見たいに車がよじれる感じが無くドライバーだけ捩れてるっつーか、信号曲がるくらいじゃスプリング縮まらんよっ!って感触。ただ、乗り心地は最悪、轍にも気を使います。
 短い距離での試走では感触が判んないので、今回はこのまま乗って帰ることに。後日走りながらセッティングとなりました。帰り道、うきうきしながらアクセル踏み込むといつもより早く結構なスピードの領域へ・・・。ただ、さらに踏み込むと、轍の関係からか少しフロントがフラフラしました。前上がりなのでも少しフロント下げた方が安定するかもと言う事で、要調節です。
 まぁ、しかし・・・こんだけ変わるんやなぁってぐらい変わりましたねぇ。これでSタイヤ履いた日にゃぁ、またヨーロッパの底力感じてしまいますよ。



撮影: F601

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