eblook.vim - Vim用EPWING辞書検索スクリプト
eblook.vimは、`eblook'
プログラムを使って、EPWING/電子ブック辞書の検索を行うプラグインスクリプトです。
VimでもEmacsのLookupのように
辞書をひきたかったので作りました。
- Vim上でカーソル位置の単語を辞書引きできます。
- 複数の辞書を一度に検索できます。
- eblookプログラムのフロントエンドです。
- eblook-vim-1.2.2.tar.bz2
(29,656バイト) (2014-09-07)
-
eblook-vimパッケージ。以下のファイルが含まれます。
- README.markdown: パッケージの説明
- doc/eblook.jax: ヘルプファイル
- plugin/eblook.vim: プラグインスクリプト本体
- syntax/eblook.vim: eblook.vim用syntaxファイル
- autoload/eblook/stem_en.vim: 英語stemming用
- autoload/eblook/stem_ja.vim: 日本語語尾補正用
- autoload/eblook/supsubmap_utf8.vim: 上付き文字置換用
eblook.vimを使うには、
eblookプログラムと、
EPWING/電子ブック辞書
が必要です。
colloc-2.0とplus-2.0に関して外字置換設定をコメントアウトして作成した
Appendixです。
eblook-vimの外字置換機能を使い、
EBライブラリ用のAppendixでの外字置換をしない場合は、
Appendixを指定しないようにしてください。
ただし、Appendixによってstop codeを設定しないと
内容が正しく表示されない辞書の場合(例:「新編英和活用大事典」)は、
外字置換設定を削除したAppendixを指定する必要があります。
(外字置換設定を削除するには、Appendix内の.appファイルの
begin narrow...endとbegin wide...endをコメントアウト後に
ebappendixコマンドを使ってAppendixを作り直す)
(なお、「ジーニアス英和大辞典」もAppendixが必須ですが、genius2-1.1には
外字置換設定は含まれていません。)
eblook-vimの外字置換機能(EBWin用の外字定義ファイルを使って、
発音記号などの外字をUnicode文字列へ置換する機能)用の、
外字定義ファイルです。
(使い方は、eblook-vimのヘルプファイルdoc/eblook.jaxの、|eblook-setup-gaiji|参照)
- LDOCE-gaijimap.zip
-
- 2015-07-17更新。U+EA00等Unicodeのprivate use areaへの置換はしないように修正
- LDOCE5.map(ロングマン現代英英辞典5訂版用):
ldoce5-fpw-20120906
に含まれるebwin.plで生成したもの。
(LDOCE5.mapのライセンスは、ldoce5-fpw-20120906と同じGPL 2です。
gaijitbl.plにある外字定義テーブルから生成されたものなので)
- LDOCE4.map:
ldoce4conv103
に含まれるLDOCE4GaijiMap.xmlから変換したもの。
Vim用の他の辞書引きスクリプト
- ref.vim
-
webdictソース
によりWeb辞書検索可能。
- dicwin.vim
-
香り屋版Vimに含まれている、
GENE95辞書
(gene.txt)の検索を行うスクリプト。
- netdict
-
DICTプロトコル(RFC2229)
のクライアントのフロントエンドスクリプト。
リンク
- eblook-vim 1.2.2 (2014-09-07)
-
- 'eblook_contentwin_height'オプションを追加。
- eblook実行時に、max-hitsとmax-textを0にする処理を追加
(~/.eblookrcでの設定を不要にするため)
- 起動後初回使用時、外字ファイルの読み込みがある場合、
eblook_entry_winheight等で指定した高さにならない問題を修正。
- eblook-vim 1.2.1 (2014-02-02)
-
- イタリック表示中にボールド表示がある場合に`<b>`等がそのまま表示される
バグを修正。ボールド表示中のイタリック表示も同様。
- plugin/eblook.vimからコマンド、キー定義以外をautoload/eblook.vimに移動。
(vim起動高速化のため。起動時に読み込む量を減らして辞書検索時に読み込む)
- 'eblook_no_default_key_mappings'オプションを追加。
検索開始キーを`<Leader>y``<Leader>l;<C-Y>`以外にしたい場合用。
- &encがutf-8でも、&tencがeuc-jp等の場合は、上付き数字等のUnicode文字は
使用しないように修整。
- Mac OS Xの端末内Vimでcontent/entryウィンドウが生成され続ける可能性を修正
(tcvimeのissue#3)
- doc/eblook.txtをdoc/eblook.jaxにファイル名変更し、文字コードをUTF-8に変換。
- eblook-vim 1.2.0 (2012-09-21)
-
- eblook 1.6.1+mediaのdecorate-mode対応
-
- content中のインデント指定<ind=2>等に基づいて、
インデントを行う機能を追加。
- イタリック、ボールド表示
- <sup>による上付き数字(1-9)をUnicodeの上付き数字に置換
(&enc=utf-8環境のみ)。
autoload/eblook/supsubmap_utf8.vimファイル追加。
- 上付き・下付き文字列を、^{上付き}・_{下付き}のように表示する
オプション(eblook_decorate_supsub)を追加
- <unicode>タグの置換に対応(&enc=utf-8環境のみ)
- 検索履歴を汚さないように修整
- katonoさんによる変更を取り込み
-
- PopUpメニュー追加
- マウス操作対応
- 前のreferenceに移動する``キーの追加
- 一時ファイルが削除されない問題の修正
- eblook-vim 1.1.1 (2012-04-22)
- Vimの'hidden'オプションがonの場合、
2回目以降の検索時にE139エラーが発生する問題を修正
- eblook-vim 1.1.0 (2012-04-05)
-
- 新機能(表示関係)
-
- 発音記号などの外字をUnicode文字列へ置換する機能を追加
(EBWin用の外字定義ファイルを使用)
- <img>,<inline>,<snd>,<mov>を外部ビューアで
表示・再生する機能を追加(画像等へのリンク上でxキー)。
(音声<snd>と動画<mov>の再生は
eblook 1.6.1+mediaが必要)
- contentウィンドウ内の長い行を|gq|で整形する機能を追加(Oキー)。
(行が長く、ウィンドウの高さが狭い場合でも、問題なく表示できるように)
- 新機能(動作関係)
-
- stemming/語尾補正機能を追加。
何も見つからなかった時に、
活用語尾などを取り除いて検索し直す機能を追加。
porter-stem.vim
がインストール済であれば、porter-stem.vimも使用。
また、日本語用はEBViewと同様の
語尾補正。
- 辞書をグループ化して登録、検索する機能を追加。
検索時に[count]で辞書グループ番号を指定。
- contentウィンドウをoキーで最大化する機能を追加
- 変更点(表示関係)
-
- 置換定義の見つからない外字を_(下線)に置換するように変更
- <reference>...<reference=xxxx:xxx>を<n|...|>に置換するように変更
(nは、各contentウィンドウ内で1から始まるreference番号。
xxxx:xxxとの対応を取るための番号)。
(conceal syntaxで非表示にしても整形時にはカウントされているため、
行の折り返しがかなり早めにされているように見えるので、なるべく短縮。)
また、表示済の場合は<n!...|>に置換。
- statuslineに検索語、キャプション文字列、辞書名等を表示するようにした
- 変更点(動作関係)
-
- Vim6対応を終了。要Vim7
- Rキーやcontentウィンドウ内での<CR>キーにおいて、
[count]で対象reference番号を指定可能にした。
- 何も見つからなかった時に、検索語を編集して再検索するための
プロンプトを出すように変更。再検索したくない場合は、
編集せずにそのままリターンキー。
- 変更点(設定関係)
-
- ~/.vimrcでの辞書の設定をVim7のDictionaryとListで行う形式に変更
(辞書の追加・削除・検索順の変更時の手間を減らすため)。
(従来形式の設定にも対応。新形式への変換は:EblookPasteDictListで可能)
- entryウィンドウの高さを指定する'eblook_entrywin_height'オプションを
追加
- 検索開始キーを<Plug>EblookSearchと<Plug>EblookInputで
設定可能にした
- バグ修正
-
- 'noequalalways'オプションが設定されている時に、狭いウィンドウ上で
辞書を引こうとすると、見出し一覧や内容表示ウィンドウが開けずに
エラー(E36: Not enough room)になる問題を修正
- appendix付きで指定した辞書の後にappendix指定無しの辞書を設定した場合、
eblook側でappendixが引き継がれて、
意図しない外字置換が発生する問題に対処
(eblook 1.6.1+mediaでは修正されているので問題は発生しない)
- eblook-vim 1.0.5 (2012-01-19)
-
- eblook-vim 1.0.4 (2011-04-25)
-
- Visual modeで選択された文字列を検索するためのmapを追加
(katonoさんのmapをもとに作成)
- Vimのregisterを汚さないように修整
- eblook-vim 1.0.3 (2009-04-07)
-
- vim7で、単語が見つからない辞書がある場合に、
entryバッファでのtitleの挿入が二重になってしまい、
内容が正しく表示されない問題を修正
- set expandtabしている場合に、
reference先の内容表示ができない問題を修正
- eblook-vim 1.0.2 (2004-06-26)
-
- 'eblook_dict{n}_name'が同じ辞書が複数ある場合に、
内容が正しく表示されないバグを修正
- オプションを2つ追加。
- 'eblookprg': eblookプログラムの名前
- 'eblookenc': eblookプログラムの出力を読み込むときのエンコーディング
- eblook-vim 1.0.1 (2003-12-06)
- スペースを含む単語(de facto等)の検索ができなかったバグを修正
- eblook-vim 1.0 (2003-06-15)
- 最初のリリース
deton(木原 英人 /
KIHARA, Hideto)@m1.interq.or.jp
$Date: 2015/07/17 11:49:11 $