FreeBSDのコンソール(syscons)にスクロール範囲指定機能を追加します。 uum等が利用可能になるはずです。
このパッチは、伊藤隆幸さんがFreeBSD(98) 2.1.0R-RELEASE用に作成された 「FreeBSD(98) コンソール強化キット」 β3 (fb98cpk3) から、スクロール範囲指定と文字表示関係の一部を抜き出して FreeBSD 2.2.8-RELEASE + PAO-19990405 用に調整したものです。
具体的には、「FreeBSD(98) コンソール強化キット」のreadme.txtの以下の部分です。 なお、カーソル退避・復帰機能については既にFreeBSD 2.2.8Rにはあるようです。
- o スクロール範囲指定(*)
- スクロール範囲指定機能(ESC [ ps ; ps r)と、カーソル退避・復帰機能 (ESC 7 / ESC 8)を追加しました。uum等が使用可能になります。
実際に利用するには、termcapにsc、rc、cs等を加える必要があります。 cons25.tcを参考にしてください。
- o 文字表示関係
- スクロール・挿入・削除で生じた空白を現在の属性ではなくデフォルト属性 で埋めます(*)。これにより、属性を変えた状態でスクロールなどを行った場 合に、空白部分にも属性がついて見苦しくなるのを避けられます。
対象となるのは以下の操作です。
通常のスクロール、ESC M、ESC [L、ESC [M、ESC [P、ESC [@、 ESC [S、ESC [T