子猫はそのまま市場の裏をひょこひょこと歩いていました。

市場の裏にはごみ置き場があるからです。

子猫はそのごみ置き場を食事場所にしていました。

しかし今日はそのごみ置き場にも何処から流れてきたのか

見たことのない猫がそこにいました。

その猫はノラ猫とは思えないほどの綺麗な純白の毛並みをしていました。

その毛並みはしなやかで光りを受けてきらきらと輝いていました。

しかし、その猫は目がわるいのか、瞼を完全に閉じていました。

ひょこ・・・ひょこ・・・

その白猫をみた子猫は、またその場を離れようと

体の向きを変えました。とても勝てそうになかったからです。

痛い思いをするのはもう嫌でした。苛められるのも、傷つく事も、もう

身にしみて嫌だったのです。

 

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