ごみ置き場の白猫は、青い色の子猫に気がつくと、
その場を去ろうとしていた子猫の前にすっと回り込み、
声をかけてきました。
「なぜ逃げるんだい?」
青い子猫は身を固くしました。耳を伏せて
しっぽもお腹につけて・・・
「そんなにおびえなくても僕は君をいじめないよ。」
優しげに白猫は告げてきました。
その優しそうな白猫の表情に子猫はちょっと警戒を解いて、
そっと消え入りそうな声で答えました。
「お兄ちゃんは・・・僕のこといじめない?」
「はははははは!いじめないさ、目の不自由な僕に君をいじめることはできないよ。」
そう元気に笑う白猫の姿を見ていると、
なぜだか子猫も笑いが出てきてしまいました。