行政の方々の立場を理解する
行政の方々は法律に則して業務を遂行していく立場にあります。ですから悪法も法なりということで、ある意味では冷徹に業務を遂行します。横浜市では建築相談室というところでまず相談に乗ってくれます。しかし住民と事業者の話し合いの場を提供するだけで積極的に問題解決を図るということはありません。あくまで中立の立場を通します。
同情はしてくれても(?)それ以上はないのです。相談に行った住民から見れば、業者寄りという印象を強く受け、「行政は何もしてくれないのか、役に立たないではないか」、という失望感を感じることが多いようです。
行政は住民側が聞けば答えてくれますので、分からないことは何でも聞き出して積極的に利用することが重要です。情報の宝庫なのです。行政は何も役に立たないといって喧嘩するだけではもったいないと思います。
しかし主張することはしっかり主張しないといけません。たまには行政とやり合っておきましょう。「おとなしい住民」思われたら言葉は悪いですが、なめられてしまします。いろいろ文句を言っておいたほうが(文句だけでもいけませんが)少しはプラスに作用します。
行政と業者は顔見知りになっていることも事実でしょう。建築相談室など一般の住民は普段は行かないところです。事業者はたまには行くわけで多少人間関係もできていると考えて間違いないでしょう。