「…………乾」
唖然・呆然・ガビーンの空気の中に、凍てついた不二の声が響く。
当然、開眼+真っ黒オーラ出しまくりである。
「速攻メーリングリストまわして。緊急忍足警戒警報発令」
「OK」
乾は早速携帯を取り出した。
「桃、越前、君達はすぐに後を追って。忍足がうかつなことをしようとしたらすぐに阻止すること」
「ういっス!」
「……へーい」
二人も素早く荷物を掴んで部室を出る。
「手塚…………ああ、いいや。君にはなんにも期待してないから」
「っ!?」
固まる手塚。
「大石、これからの対策を立てよう」
「そうだな」
「それから各自、今後の動向にはくれぐれも注意するように。……っとそうだ」
不二は自分も携帯を取り出すと、慣れた動作で電話をかけた。
「……あ、跡部? どういうこと、あれを青学によこすなんて。前から気をつけろって言ってなかったっけ?」
不二の冷ややかな言葉は確実に跡部の寿命を縮めていることだろう。
こと菊丸絡みで開眼した不二に逆らえるものは、おそらくこの世のどこを探してもみつからないのだ。
「ふう〜ん、それがどうかした? 榊ごときのために英二がどうなってもかまわないって、跡部はそう言うんだね?」

かくしてここ、青学テニス部部室に緊急忍足対策本部が立てられた。


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以上、蛇足でした。