親指と人差し指を開いて、その間に輪ゴムをかけます。
即席パチンコのできあがり。

ルーズリーフを適当に破いて、折って折って折って。
もうこれ以上無理!ってくらい折って。
折れ目を引っ掛ければ弾になる。

一日に一回だけ。
気付かれない距離で。
俺はパチンコを発射するのです。

当たるも八卦、当たらぬも八卦。
って、あれ? なんか違ったかも。

それはどうでもいいんだけど。

当たって、それに気付いてくれるかどうかもわかんないけど。

でもいつか。

いつか当たる時がくるかもしれない。
いつか気付いてくれる時がくるかもしれない。
いつか……
こんな不確かな賭けじゃガマンできなくなって、直接言っちゃうかもしれない。

でも今は。

顔見てるだけで。
声を聞くだけで。
普通に「トモダチ」の話をしてるだけで。

ドキドキしちゃうので。

今は。

これが俺の目一杯のキュウアイカツドウ。


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相手は適当に想像してください。
青学の誰かになっちゃうけど。