スターティング。
助走。
ジャンプ!
「いっぬいーっ!」
「おっと」
乾はいつもの菊丸のタックルに驚いた様子も見せず、そのまま菊丸をおぶったまま歩き続ける。
「あのさ乾、竜の牙と竜の爪ってどっちが貴重?」
「………………」
菊丸は相変わらずいきなりで、突飛で、意味不明だった。
しかしそこは付き合いの長さでカバー。
「そうだな。ここ最近の研究の結果で、竜は歯が何度でも生え直すことがわかったから、爪と比べると牙の方がやや価値が落ちるんじゃないかな」
「えー? そうなの!?」
「ああ。サメと同じだな」
「へー! やっぱ乾ってすっごいにゃー」
菊丸はぱっと乾の背中から飛び降りると、仕入れたばかりの知識の発露を求めて走っていった。

「……乾」
「ああ、不二か。どうしたんだい?」
「相変わらずだね。ちなみに今の話はどこまで本当なのかな」
「ははは。不二、竜は想像上の動物じゃないか」
不二は爽やかに笑う乾を見、離れた場所で桃城とわいわい話している菊丸を見て、そっとため息をついた。


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こんなお題どうしろとーっ!(泣)。
ちなみに菊丸が言ってるのは、DQモンスターズ携帯版の中のアイテムの話でした。