103列車機関士さん、食堂車は私も大好きです。くだらなくなんかないですよー(笑)。
昔のメニューの話題ですが、手元の「旅と鉄道N.65・'87秋の号 「食堂車」礼賛」に、
昭和31年の特級「かもめ」の食堂メニューが載っています。
車両は、マシ29の親戚で、同じく石炭レンジのマシ49、食堂業者は都ホテルです。
4種類の定食の他、たくさんの一品料理があります。その一部をご紹介します。
・A定食(サーロインステーキ)・・・¥480
・鮮魚フライ・・・¥70
・ハムエッグス・・・¥90
・ポークカツレツ・・・¥90
・ポークチャップ・・・¥210
・シチュー・・・¥190
・ハムサラダ・・・¥90
・パン、ご飯・・・各¥25
・コーヒー・・・¥50
・スコッチウイスキー(30cc)・・・¥180
・ビール大瓶・・・¥145
・清酒(一合)・・・¥140
・オレンヂエール・・・¥55
・リボンシトロン・・・¥45
・カルピス・・・¥25
これらは一部です。ちょっと興味を引くのは、
・ケーキ・・・時価
・果物・・・時価
という表示です。
昔の食堂車の絵や写真を見ると、各テーブルの窓際に、
色とりどりの果物が盛られた皿(?)がありますね。
これはウエイターに頼むと、その場で切ったり剥いたりしてくれたそうですが、
それが「時価」という事なのでしょうか。いったいいくら位だったのでしょうね。
石炭レンジと関係ありませんが(汗)、これも古き良き時代の風物ですね。
なお、同号に昭和34年の「あさかぜ」のメニューも載っています。
こちらは電化食堂車ナシ20ですが、同じ都ホテルの担当ということもあり、
共通点の多いメニューです。
基本的に、石炭でも電気でも作る料理は特に変わらなかった様です。
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