その時です、空が急に曇ってきました。見る見るうちに雲は空を厚く覆い始め、雲はその身を雨にかえてそらよりおちてきました・・・

男の子の家をその身で焼いていた炎達は、あっという間に消されました。

消防士たちは、いっせいに火の消えた家の中へと入っていきました。しばらくすると、消防士達の一人が、声を上げました。

「おおい!こっちだ!こっちに男の子が倒れてる!・・・いきてるぞぉ!!」

その時、「わっ」と歓声が上がりました。まわりの人たちは一斉に歓声を上げ、男の子の無事を祝いました。男の子のお母さんは、涙を流しながら男の子を抱き上げました。強く強く・・・抱きしめました・・・

「あれ・・・ここは・・・僕は・・・あれ・・・熱くないよぉ・・・お母さん?」

男の子は眼を覚ましました。

「助かったのよ!ああ・・・ありがとうございます神様・・・」

お母さんは、男の子を抱いたまま、神様に感謝しました。

「お母さん・・・あのね・・・子猫が助けてくれたんだよ・・・子猫が・・・」

そう言ったまま、男の子は眠りについてしまいました・・・

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