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あれから一週間が過ぎました・・・もう男の子も退院して、元気に遊びまわれるまでに回復しました。お家が燃えてしまったことで、引越しをすることになりました。今日がその引越しの日です。家族全員で、引越しの準備をしていました。しかしその中に子猫の姿はありませんでした・・・
男の子は、お家が燃えてしまったあと子猫の事を必死で探しました。お母さんやお父さんに聴いても分かりませんでした。それを見かねたお母さんと一緒に消防士さんに聴きにいきました。
「あのう・・・一つお聞きしたいのですが・・・家の焼け跡の中に子猫をみかけませんでしたか?」
「子猫?うーん子猫ねぇ・・・それらしいものはなかったけどねぇ・・・お家の中にいたんですか?」
「いえ、この子を助けるために家の中へ飛び込んでいったんですけど・・・」
「うーん・・・やっぱりいなかったよ、そういうものを片づけるのは私の役目だったんですけどね、今回はいませんでしたよ。逃げちゃったんじゃないですか?」
どうやら消防士さんも知らないみたいでした。
しかし男の子は毎日探しに出かけました。それこそ雨の日も風の日も、毎日さがしにいきましたが見つかりませんでした。そしてついに引っ越しの日が来てしまったのです。この日も子猫を探しに焼け跡まできていました。
「さぁ、いきますよ。早く車にのりなさい。」
お母さんが迎えにきました。男の子は焼け跡をもう一度みました。子猫との思い出です・・・ふと瞳から涙がこぼれました。止めども無くながれてきます・・・
ふと、男の子はあの炎のなかの出来事をおもいだしていました・・・