あの時、男の子はもうお母さんにもあえないのかな・・・と思っていました。煙にまかれて息も出来ず、ただ暑さのみが男の子の体に伝わっていました。ふと見上げると炎のなかに子猫がたたずんでいました。子猫は口を開くとこういいました。

「がんばって!もうすぐここから助け出してあげるからね・・・もうちょっとがんばって・・・」

そう男の子には聞こえたのです。男の子は安心しました・・・そして炎の中、子猫はきえていったのです・・・かなしげな眼差しを残して・・・

次ページへ