エンディングに関する大胆な解釈 [Earth] へのコメント 1997-2-17 04:52:48
こんにちは。
私はEarthさんの意見に大賛成です!
反論する方が押している(笑)ようなので、投稿しました。
みなさんのおっしゃるように解釈は人それぞれでいいことですし、プレイヤーひとりひと
りが異なった解釈をすることができる点はすばらしいと思います。
その上で私の意見を述べさせていただきます。
私は人間生存派の方の意見をお聞きするとどうしても「主人公が星の物語としてはおかし
な解釈」と思わざるを得ません。エアリスの復活を希望するのも、エンディングを変えよ
うとするのも、みんな私から言わせてもらえれば「従来のようにまだ人間の幸福しかハッ
ピーエンドと認められない人々のエゴイズム」としか思えないのです。
それにライフストリームになることは決して「死」ではありません。Earthさんの記事でも
そう書いてはないのです。星を救うこと、それに人間がライフストリームとなって役割を
果たせたこと、これはなんてすばらしいことでしょう。
人間がいなくなることがそんなに悲しいことなんですか? 星の命に比べたらほんの些細
なものでしかありませんよね。星の平和な未来のことを思えば、人間など小さな小さな存
在です。その人間が大きなことを自らの転生によって成し遂げたことに感動がありました。
人間が浮かばれたと浮かばれないとかかそんな次元の話ではないと思います。
宣伝コピーにある「早くしないと【星】が死んでしまう。」
取扱説明書にある「それは、【星】の命運を賭けた戦い。」
以上を見てもFF7はどう考えても【星】の生死を描いた物語なんです。
「人間の平和」を描いた作品は吐いて捨てるほどありますから、「人間の未来」とか「人
間の命の尊さ」みたいなものはそういう作品で願えばいいことです。
FF7にそれを求めるのは筋違いのような気がします。
Earthさんのいう、「人間のいない未来」提示して、「人間のいる未来を目指そう!」とい
うのが、FF7の一番自然かつ、正しい解釈だと私は思います。
勧善懲悪に終始する物語を見ると改めて「人間の存亡だけに願いを込めているだけではい
けないんだよ!」という気持ちがします。そういう意味で、ただの勧善懲悪ではないFF
7は、もっと大きな視野で捕らえないと見えてこないものが多すぎますね。
「メテオが落ちようが落ちまいが、人間の生など一瞬のきらめきに過ぎない、ならばせめて
星の未来のために消滅したんだ」と考えると、なんて心救われることでしょうか。
ま、どこまでも人間のエゴにしがみつくのも結構ですが、万が一人間が生き残ってしまうよ
うなエンディングがあったとしたら、FF7の世界に決して平和はやってきませんよ。
でも現実の地球は、そうなってはいけないんです!
「人間のいない未来」ではなく「人間がいる未来を目指そう!」ではありませんか!
それでは……