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僕らの順番が近づいてきました。スタートは3回目の経験ですが、やっぱり緊張しますねぇ。トラブルの事や燃費や迷子になったときのことを考えるとやっぱりねぇ。今回の1日目の目的地は浜名湖です。ナビの水口さんも僕も全然土地感がありません。迷ったら最後です。ははは。
スタートして直に山手に入っていきます。どこかの峠を走ってるんでしょう、晴れてたら面白いコースだろなと思う道が続いてます。雨だから皆さんペースは控えめ。家のヨーロッパはこの時最悪のコンデションに有る事を悟りました。一般道で下の回転でエンジンが回り難いって感じてた症状が、峠を登りだすと全然力がでて無いって事に気付いたのでした。完全にジェッティングを間違ってしまいました。1速、2速で5〜6000回転まで引っ張って3速へ繋いでも、回転が4000を下回るとダメです。普通車に置いてかれるぐらいまでスピードが落ちてしまいます。あぁ〜もう最悪!途中で少しでもこの症状が改善されればと、インナーサイレンサーを外してみましたが、全く効果なし・・。まいったなぁと落ち込んでしまいました。そうこうしてる内にチェックポイントの足助町役場に到着。なんか竹にお餅を貼り付けて醤油付けて焼いた特産品とジュースをご馳走になりました。香ばしくて美味しいんだわ、これが!も1本欲しかったなぁ。10分ほどここでウダウダしてから、まだ雨の降り続く道路へとリスタートして行きました。
またジリジリと我慢の運転が続きます。枯葉が結構積もってて、あんまり道の端のほうを走るとズズッ〜と滑ってしまいます。気温もそんなに上がらず、道路際にある温度告知の電光掲示板には7℃とか6℃って表示がありました。ほんと寒いです。そんな中やっと1日目の昼食場所、ネバーランドに到着しました。寒いはずです、ここはなんと長野県下伊那郡根羽村と言う所です。知らない間にそんな所まで来てたんですねぇ。コマ地図を見ながら走ってるんで、全然方向感覚が無かったのでびっくりですね。
僕らが着いた時は先にこのぐらいのエントラントの方々が居られました。まだまだ雨は酷くて、1分も車の外で作業してるとびしょ濡れになるぐらいです。寒いしねぇ〜!食券を持ってレストランに入ります。皆さんなんかホッとしたような様子で支給されるカレーを頬張っていましたね。レストランの窓からここに登ってくる道が一望できて、クラシックカーの排気音と姿が近づいてくるともの凄くカッコ良いです。が、雨なんですよねぇ。これが晴れてたら最高に気持ち良いだろうなぁ・・・。
さて少しのんびりしてから、僕らも出発です。雨の中で先程外したインナーサイレンサーを装着しなおします。なぜかって?だって、煩すぎてナビの声が聞き取れないんですよ。僕のヨーロッパのマフラー部分は今現在直管仕様なんです。ただ単にグラスウールが全部抜けてしまってるだけなんですけどね。だから長距離走るのもイヤープラグを付けたりしないと、音で疲れるんですよねぇ。このインナーサイレンサを付けるだけで、音量は半分ぐらいになります。と言っても、近所を走ってる国産改造マフラーぐらいの音量ですが。 段々山深い所を走るように成って来ました。途中の杉林のコースは、これで本当に道が合ってるのか不安に成る程の細道で、車同士がすれ違うのがやっとの道です。実際引き返された方も居たようですが・・。ジャガーの方なんか結構苦労されただろうなぁ。と、その峠道を抜けると、少し先が開けて来ました。峠を降り切ったとこら辺に広場が有ったので、車を停めてしばし休憩です。この時点でもう直ゴールの浜名湖のホテルだとナビからの情報。で、時間が早すぎるとも・・・。「丁度良い休憩しましょ。」って感じでボーっとしてました。 傍らの大きな木は桜です。かなりの老木。この写真をとった瞬間、しまったーっ!と思いました。何でかって?それは、もしかしたら今流行りの心霊写真が撮れそうな気がしたからです。山の中の老木・・・。ありがちですよねぇ。現像が上がってきた写真に何の変化もありませんでしたけどね。でも、実際なんかの史跡後みたいな感じの場所ではありました。
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