昼0時に上野に着いた。するとすでに駅前に車が止まっていた。
「急いでくださいよ。もうお客さんがつまってますよ!」
運転手の話しによると、
昼間から営業している業者があまり無いので 結構繁盛しているそうだ。
電話が鳴ったら、その客の家まで出向き80分のおつきあいをするのだ。
仕事が入っていない時は、車であちこち走り回っている。
なんだかんだ言って、友達も私も3本ついた。
今日の稼ぎ
14000円×3=42000円也
11月11日(水)
2時50分、一人目のお客。
私と会うなり、「ホントに5000円だけ?」と言ってきた。
私はいつものように「それは入場料なの、それだけなら手コキだけだよ。」 と答えた。
すると「ふ−ん。なら手でしてよ。」と反応が鈍い。
「いいの?それだけじゃ触れないしつまんないよ。」と半ばムキになってしまった。
「俺、手だけでも満足だし、別にそれだけでいいよ。」
・・・ボッタって、相手がもっとすごい事をしてもらえると思って追加を
払うわけであって、この人のようにそれ以上をしたい欲望が無いと 非常にやりにくい。
性欲に淡泊なのか?それともボッタと知って警戒していたのか?
手でシコシコ2,3分しごいてから「時間なんですけど。」と言ったら
露骨に大きなため息をついて、帰ってしまった。
もちろんイッていない。ガマン汁すら流れていない。
帰り際、ドアの前でこれから入ろうとしているお客とすれちがったのである。
そして彼等は一言二言交した後、何と新しいお客は帰ってしまったのである。
おそらく最初のお客が「この店やめたほうがいいよ。」と告げ口したんだろう。
4時ちょうど、二人目のお客。
初老に近いお客で、「いらっしゃいませ」と言って個室に入った私に対して
「宜しく」とニコニコしている。
「おじいちゃんでごめんなさいね。」と言いながら抱きついてきた。
私は「じゃあ、どのコ−スにする?」と言いながら腰を引いた。
お金がかかる事を知ったおじいちゃんは、
「今お金ないんだよ。 今度来たとき今日の分も払うから・・・いいだろ?」としつこい。
おじいちゃん独特のすえた体臭が鼻に嫌でもついてしまう。
田舎に遊びに行った時に、床の間に漂っていた匂いと似ている。
「私、これじゃお給料にならないの・・・」と泣きの作戦に切り替えてみた。
すると、「ホントかい?」と驚きの表情を私に向けた。
「うん・・・。私、田舎から東京に出てきたばっかりでお金がないと
学校の学費が払えないの。」と劇団ひまわりもビックリなくさい台詞を
スラスラと 吐いていたのだ。
もっちろん大ホラである。
本気にしてしまったおじいちゃんは、ポケットから5000円札を差し出したのだ。
ありがたく頂戴して、サ−ビスに取りかかる事に。
でも、「5000円じゃコ−ス通りの事はできないの。規定の半額だし。」
と申し訳なさそうな顔で話しかけた。
すると、「いいんだよ。学費に足しにしな。」と人助けした自分に
満足そうな笑みを 浮かべて私に優しく語りかけた。
でも、股間はいきり立っている。
おぃおぃ、言っている事とチンコが違いすぎるぞ。
「お金あんまり無くてご免な。」そう言いながらゴムの中で果ててしまった。
今日の稼ぎ
パンク1本、
5000円の45%、2250円。ト−タルが保証額を下回ったので
保証の10000円だけ。
11月10日(火)
娘の授業参観なので、店は休みを取った。
11月9日(月)
お客の出足が遅かったので、4時まで爆睡してしまった・・・。
4時55分、最初のお客。
ス−ツケ−スやたくさんの荷物、一目で 出張族とわかる。
「どちらから来たの?」
「青森からなんだ。 明日帰るから、今日しか遊べなくてさ。」
私は、「東京の風俗ははじめて?」と聞くと「んだ。」
・・・おぉぉっっっ、カモネギじゃん!カモがネギだけでなく、
鍋やタレまで 背負ってやってきたぞっ!
すると、「ここではいくら払えばいいの?」とお客から交渉してきたのだ。
話しによると、地方の風俗は「飲み直し」と称して優良店でも
追加料金がかかる店が多いんだそうだ。
だから、追加が当り前と思っているみたい。
私は、「ん〜とね、ソフトとミディアムとハ−ドのどのコ−スにする?」
お客は「どう違うの?」
「そりゃ、上に行けば行くほどいやらしい事がいっぱいできるのよ。」
「い・い・いくら?」
「下から2万、3万、5万。」
・・・思いっきりふっかけてみる事にした。
「2万のコ−スじゃ、おちんちんしか責められないし、東京じゃ
うちの店って安い方なのよ。」 (大ウソ)
お客は、「東京って高いんだなや。」と言いながらポケットから
財布を取りだし3万円くれた。
チラッと財布の中を見たらカ−ドが数枚入っていた。
おぉぉ、もっとひっぱれそうだわっ。
でも、コ−スの違いをほとんど説明していないのに、何で高いのを選んだんだろうか?
高いイコ−ル濃い事をしてくれるとおもっちゃうのかな?良い事だけど。(笑)
フロントにお金を渡してから、ズボンとパンツを脱がせて
おもむろにゴムをかぶせ、そして私も上だけ脱いでブラ一枚になった。
すると当然触ってきた。それが狙いなのだ。
すかさず「触るのはダメよ。」
「えぇっ、3万払ったのに?」
「それだとフルコ−スは無理なの、やっぱり5万のコ−スじゃないと。
・・・ねぇ、お・ね・が・い。」上目使いで甘えてみた。
「しょうがないなぁ、可愛いお姉ちゃんの頼みじゃなぁ。」
そう言いながら2万円くれたのだ。けっ、ちょろいもんよ。
私はお客の膝にまたがる形でチンコをしごき続けた。この時点では
まだゴムを つけている状態である・・・。
「ねぇ、もっとすごい事しない?」耳元で囁いてみた。
「すごい事?」「こんな中途半端じゃなく、もっと良い事・・・。」
「でもなぁ、もうお金ないんだよ。」
「大丈夫、カ−ドでもいいのよ。」
「でも、請求にこの店の名前で来たらかぁちゃんに怒られるしなぁ」
「飲食店で、普通の名前でくるから安心して。」(これはホント)
「そっかぁ、ならお願いしようかな。で、いくら?」
「カ−ドだと手数料込で30000円。」
「ずいぶん高いなや。」
「請求がくるのはさ来月だし、特別な事するから・・・お・ね・が・い。」
もうこのおじさん、頭が勃起状態、「せっかく来たんだから」
そう言いながら 私にカ−ドを差し出した。
奥でカ−ドをガチャンコしてから個室に戻り、
「思いっきり気持ちよくしてあげるね。」 と言ってゴムをはずした、
そして手にロ−ションをたっぷりつけて しごき始めた。
ロ−ションの威力はすごい!いきなりイッてしまった。
「あらら、もっとすごい事してあげようと思ったのにぃ。」と心にも無い事を
言いながらティッシュで処理してあげて 「もう時間だから」はい、お別れタイム。
5時20分、3人組が来た。
ドアの外で店長に色々聞いてくる。するとそのうちの一人が
何かを感じ取ったらしく「帰ろうぜ。」その一言でみんな帰ってしまった。
青いシャツの君、君の感は正しかったね。
今日の稼ぎ
80000円の45%(36000円)
11月6日(金)
映画(プライベ−ト・ライアン)を見に行ったので店はお休みした。
はっきり言って、今までの反戦映画なんて「へ」みたいなもんだ。
「戦争はいけないこと」ではなく「戦争は怖い」ただそれだけ。
最初の30分でド胆を抜かれてしまった・・・。弾に頭をぶち抜かれて
しまった兵士、飛び出した内臓を泣きながら腹にしまっている兵士、
何千人もの死体が浮いて真っ赤になった海・・・。生くささのオンパレ−ドである。
今までの映画のパタ−ンだと、バ−ンと銃声がするだけで、どういう風に
体がバラバラになるかなんて映していないもんね。
途中、怖くて隠れてしまった兵士がいたけどそれが普通の人間だと思う。
誰も彼を「非国民」だなんて責める事はできっこない。
今日の稼ぎ
保証の10000円だけ。
11月4日(水)
3時10分、看板を見た男がエレベ−タ−に乗った所が モニタ−に映った。
モニタ−をドアの前に切り替えて店長と二人で 待ち構えていた。
ところがこの男、日本人では無くしかもインド人っぽい。
店長が「Japanese Only」といっても英語すら理解していないのだ。 日本語も当然わかっていない。
仕方が無いので両手でバツとやってドアを無理やり閉めてしまった。
帰ったとたん、店長が「失礼な奴だよね!日本にきたなら日本語位理解しとけよ!」
・・・確かに。(笑)
おそらく下の看板を見て、エッチな店だと思って来てしまったんだろうね。
あ、うちの店は呼び込みが立っていないので外人さんが結構来ると 言ってました。
あと日本人の客も呼び込みがいないから安心してやってきます。
・・・そして、ぼられる。(笑)
4時35分、見るからに高校生というお客が来た。
店長が「もしかして高校生?」と質問したら、「いえ、19です。」と
答えたので個室に通した。
おしぼりを取っているときに、店長が「若いから金あんまり持って
なさそ−だよ。」 と耳打ち。ちぇっ。
「いらっしゃいませ。」そう言って個室に入ってお客の顔を見たら ものすごく童顔!
この辺に通う某大学生だそうだ。
「5000円なんて、ものすごく安い店ですね。」と聞いてきたので
「うん、でもそれだとオプションは何もできないよ。」とニッコリお返事。
「この辺のイメクラはみんな、最初から高い料金になっていて
やりたくないオプションまで、含まれているけどここは好きなオプションだけ
選べてその分料金追加すればいいんだから、ものすご−く良心的でしょ?」
うん、我ながらナイスな説明だ。 お客は何となく納得したみたい。
さっきおつりの5000円もらっているのを 知っていたから、
「じゃあ、5000円もらうね。」と勢いで言ったら
ポケットからクシャクシャになったお札を出してきた。
「これが全財産?」って聞いたら「うん。でも定期持っているから帰れるよ。」
それを聞いたとき、ちょっとだけ良心がチクッとしてしまった・・・。
特別に、胸を触らせてあげた。
・・・なんか、金持ちや嫌なタイプのお客からぼったするのはいいけど
このお客みたいに なけなしのお金を取るのはやっぱり気がひけてしまう。
これって、まだ私がぼったくりに染まっていないって事なのかなぁ。
店長に話したら「甘い。」と言われそうなので話すのをやめた。
もし、もっとプロに徹したお姉さんなら「まだどこかに持っているでしょ?」
と言いながらもっとぼったくれたかもしれない・・・。
今日の稼ぎ
保証の10000円だけ。
11月2日(月)
この業界、月曜日は暇だとは思っていたけど今日の早番の 時間帯は、
お客が一人もこなかった・・・。
(夜はまぁまぁ入ったという話しだけど)
だから今日は、店長とじっくり「ぼった」という業界
について話しをする事が できたのだ。
店長は、実は風俗で働いたのはここの店が初めてで
( 最初がぼったなんて、とてもディ−プよね)
店長自身もぼったと知らないで店に入ったんだそうだ。
だから、店長もまだ鬼になりきれていない所があると言っていた・・・。
それに、私と違って開店から閉店まで ずっとこんなジメジメした空間に
いるわけなので気が狂いそうになることもしばしばなんだって。
よそのボ−イや店長のように店の中で動き回る事も無く
ただモニタ−を見張っているだけなので辛いと思う。
なにせ、ここの店には窓が無いし壁も 昔のラブホテルのような紫色だし
尋常な神経を持っている人間なら半日いただけで頭がおかしくなるだろう。
かくいう私も、個室にいるときふと「私って一体ここで何やっているんだろう」
と 空しさを感じた事が何回もあった。
場末のヘルスでさえ、きっともう少し ましな設備をしているだろう。
普通のヘルスの個室なら、インテリアも可愛らしいし
(女の子好みになっている)なんていっても清潔感がある。
店長は、私にやたらと「何か買い物ある?」と聞いてくる。
きっと外に出たいからなんだと思う。店長が私の帰り際に言っていた
「転職しようかな。」って セリフ、本音なんだろう、きっと。
今日の稼ぎ
お客ゼロなので保証の10000円だけ。