あんたの腹の中はウンコだらけや

お待ちどぉさん、第二部の始まりや。

昨年度は『病気』と『身体』についてクドクドと話してきた。
編集さんと一番はじめに打ち合わせしたときはこないに長うなるはずやあれへんかったんやけど、みんなが『病気いうのんは悪もんや、加害者や。病気になってしもうた私はかわいそうな被害者や。』ていうふうに完全に洗脳されてしもうとるよって、脱洗脳するのんにじぃ〜くり時間かけた、そういうわけや。
オウム信者なみに手ぇかかるわ、ホンマ。
教育とか常識いうんは恐い恐い。
さて、第二部は今までとちょと違ごうて「土と身体」の関係を書いてこ。

みんな「盲腸炎こじらして腹膜炎になって手遅れで死んでしもた。」いう話聞いたことあるやろ?
盲腸こじらしたらなんで腹膜炎になるんか、そもそも腹膜炎て何やろか、知ってる人少ないんとちゃう?
盲腸炎は正確に言うたら虫垂炎ていう。
虫垂ゆうんは大腸から飛び出してる腸の端っこや。
この虫垂いうのんが腫れて膿もつのんを虫垂炎、いわゆる盲腸炎ていう。
大阪弁でオデキのことデンボ言うけと、デンボでも時間がたったら破れて穴あいて膿が出るわな。
盲腸でも一緒や。
破れて穴あいて外に膿が出る。

ちょっともの知ってる人は「腹膜炎いうたらお腹の中に膿がもれてばい菌がはいること」やと思てるかも知れへんけどそやない。
デンボと盲腸の決定的な違いは中に何があるかちゅうことや。
デンボはいくら掘っても中は身(み)や。
そやけど盲腸はいくらちっこいゆうても大腸やさかい、中にはウンコがつまっとる。
まだ水分吸収する前の下痢便や。
これが穴から漏れて出てきてお腹の中がウンコだらけになる、これが腹膜炎なんや。

何でこんな話したかゆうたら、みんなのお腹の中には『ウンコが山ほどつまっとる。』いう事実をはっきりさせたかったからや。
あんたの腸の中にはウンコが山ほどつまっとる。いっくらきれいな服着てても、いくらきれいにお化粧してても、いくら毎日お風呂入ってても、いくら清潔な生活心がけてても、『あんたの腹の中はウンコだらけや!』。
いくら消毒薬で手ぇ洗ろうとっても、いくら便座をアルコールで拭いても、いくら妨菌ボールペン使こうても、いくら自分の子供きれいにしても『あんたの腹の中はウンコだらけや!』。
あんたが人間やっとる限り『腹の中はウンコだらけや!』。
あんたはウンコと縁は切れん!
人間ちゅうもんはおぎゃあいうて生まれてから死ぬまでウンコ腹ん中抱えて暮らしてるんや。
ウンコと仲ようせんとあかんのわかる?

さて、みんな口から食べもん食べる。
確かに「胃」の中に入っとるうちはまだ『ゲロ』やから食べもんやと思てもええ。
問題は「胃」の次にある「十二指腸」から「小腸」には行った後からや。
みんな「小腸」では『栄養分』を吸収するいうて習ろとる。
そやから何となく「小腸」には食べもんが入っとるようなキレイなイメージをもっとるはずや。
ちゃうで!
「小腸」に入っとるんは『ウンコになりかけてるゲロ』や。
「小腸」が一生懸命吸収してるんは『ウンコになりかけてるゲロ』なんや。
みんなゲロとウンコを吸収して生きてるんや。

こういうたら「いいえ、腸はちゃんと栄養分だけ吸収するって学校で習いました。」て言う奴が必ずおる。
先言うとく、『それウソや』。
腸いうもんはたいがいのもんなんでも吸収することが最近の研究でわかってきとる。
今まで「ごっつう小さい分子まで分解せえへんかったら腸の膜通れへん。」て思われてきとって学校でもそない教えてきたけど、『それウソや』。
一番大きいもんは腸内細菌を生きたまんま通しよる。
みんな「牛でも豚でも食べたらわからんほどに分解して吸収する」て習ろうとるかも知れへんけど、『それウソや』。
確かに身も心も健康なときはあんまり大きいもんは通さへんねんけど、食当たりしたときとか、ストレスがかかって血のめぐりが悪うて腸が元気ないときなんかはよう通しよる。

ええか、みんなウンコ腹ん中抱えてるだけと違ごうて、ウンコが血ぃの中まで入ってきとるんや。
ストレスでお腹が痛いときいうんは、血ぃの中にウンコが入ってくるんや。
便秘したらウンコが血ぃの中に入ってくるんや。
「便秘がひどうなったら身体がウンコ臭ぅなる」て言う。
それもウソやない。
そらばい菌でも血ぃの中入ってくるんやから臭いの成分なんか簡単に入ってくるわ。
ええか、河井も含めてみんな、みんなや、ウンコと仲ようせんとあかへん宿命に生きとるんや。








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