「がははははは!馬鹿な野良猫だ、おとなしく餌を渡せば
それで丸く収まったものを・・・・まぁいい、弱い奴をいじめる
のはそれだけで楽しいからなぁ!!!」
ノラ犬はまっすぐ白猫に向かっていきました、大きな口を
いっぱいに開き、白猫の体にその大きな牙を突き立てる為に。
その牙は白猫の体をかすめました。しかし体の大きなノラ犬
の牙はそれだけで白猫の体は宙に浮き、大地に叩きつけられました。
「がはははは!ばかな奴め、目が見えないのに俺に逆らうから
そういう目にあうんだ、弱いものは弱いものらしく、物陰にでも
隠れていろ!」
言いながらノラ犬は白猫の体を何度も何度も蹴りました。
白猫の体は見る間に赤くなっていきました。
「謝るなら今のうちだぞ、そうすれば、命だけは助けてやってもいい
んだぞ。がはははははははは!!」
それでも白猫はあきらめませんでした。
「力が強いから、力で弱いものに言う事を聞かせる事が
できるとおもったら、大間違いだ・・・弱いものでも小さな勇気と
誇りをもって生きれば、絶対に負けはしないんだ!!」
白猫はノラ犬に向かって叫びました。