12/03/2000 もつべきものはやはり友

 三週間に渡る旅行を終え、さらに無事卒業式を迎えることができたものの、相変わらずあまり時間が無く、今回も更新が大幅に遅れてしまった。まずお知らせしなければならないことは、チャット別室が閉鎖されたことである。今後は母屋を利用していただきたい。また、週記のほうも若干デザインを変更してみたが、いかがだろうか。
 さて今回は、関西方面の旅行話である。気がついたら三都物語だったのだが、この旅では、たくさんの友人たちにお世話になった。四月からは社会人になり、彼らとも会う機会がめっきり減るだろうが、学生時代の貴重な友人として、大切にしていきたいと思っている。ちなみにまた固有名詞が散逸するが、ご容赦いただきたい。

 まず初日。ネット上ではかなり昔からの付き合いだが、実際に会うのは今回が初めてという、大阪人のEと鶴橋駅で待ち合わせる。ここは、韓国人が多く住むコミュニティで、大阪に着いた早々、なぜかソウルの町を思い出す。昼食はお好み焼き定食。大阪では、お好み焼きがご飯のおかずになり得ることが証明された。
 次は通天閣へ。大阪の雰囲気が色濃く残る地域を探索した。よくテレビで見る通天閣タワーには登らなかったのだが、安い串かつ屋さんが並ぶ小道を歩いていると、下町育ちの僕には、どこか懐かしい感じがした。この日は関西方面観光の初日だったが、いきなりディープな大阪を垣間見れたような気がして、なかなか楽しかった。

 翌日。この日は友人のS嬢と、なんばのあたりを中心に観光。動くカニや食いだおれ人形、橋の上から眺めるグリコの看板など、テレビなどで見たことがある風景を堪能した。ちょっと恥ずかしかったが、道頓堀では写真も撮ってもらい、完全に観光客と化していた。アメリカ村付近では、三角公園でたこ焼きを食べた。11個350円。安い。
 散々歩き回って疲れたのだが、時間があったので、がんばって大阪城へ。地元の人でもあまり行かない場所だが、天守閣から眺める景色はなかなかのものだった。ちなみにこの日の昼食では、初対面であるS嬢のお母さんに、串かつを奢ってもらってしまった。なかなか順調に大阪名物を制覇していっている。

 次の日。大阪はある程度まわったということで、少し遠出をして神戸に行くことにした。ここはS嬢の地元であり、昨日に引き続き、彼女に付き合ってもらうことになった。高校時代、修学旅行で訪れたことはあるのだが、港のほうばかりで、山のほうは行ったことがない。そこでまずは、異人館を訪れた。
 五つほどまわったが、それぞれ高級感が漂い、街自体も格調高い雰囲気である。風見鶏の館の前で休んでいると、突然フランス人から話しかけられた。どうやらレストランの宣伝らしい。まさかこんなところでフランス語を話すとは。その後、ハーバーランドを訪れ、神戸の海をのんびり眺めてこの日は終了した。

 四日目。この日はフランスで知り合ったKちゃんに付き合ってもらい、彼女の地元である京都を観光した。まずは、何十年ぶりかに本堂を開放しているという清水寺へ。修学旅行中の高校生パワーに圧倒される。夕方には舞子さんがたくさんいるという祇園周辺、京都ならではの食材が並ぶ市場を経て、京福電車で嵐山へ。
 この電車、東京の都電にそっくりで、また懐かしい思いに浸る。嵐山では、見た目にとても美しい度月橋を渡り、有名な竹林へ。何本もの竹が鬱蒼と生い茂り、静まり返った空気の中を歩く。最高の雰囲気である。時間とお金の都合でトロッコ列車には乗らなかったが、修学旅行でも行かなかった場所へ行けたのは嬉しかった。

 と、かように、様々な友人に付き合ってもらいながらの旅だったのだが、もう一人、非常にお世話になった人がいる。これまたフランスで知り合った、大阪在住のJ君である。彼の家には三泊もさせてもらい、とても感謝している。前に一度、うちに泊まりに来たことがあるのだが、今後も東京に来るときは歓迎したい。
 もつべきものは友、というが、今回は本当に皆さんにお世話になった。この場所を借りてお礼させていただきたい。来週には台湾が控えているが、国内としては、これが学生生活最後の旅行。とても良い思い出ができたと思っている。今度はこちらが、東京下町もんじゃ焼きツアーを企画するつもりである。


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