20/03/2000 4泊5日で7万円

 さて、今回は、16日から4泊5日の台湾旅行について書きたいと思う。学生のうちに、もう一度海外に行きたいと考えていて、本当は2月の連休を絡めて行くつもりだったのだが、予定が合わず、こうして就職2週間前になってしまった。それでもこれから、忙しくて旅行には行けないだろうと思っていたので、実現できて嬉しい限りである。
 利用航空会社はキャセイパシフィック。エコノミークラスでも、全席にパーソナルディスプレイが付属していて豪華である。機体や内装のデザインもお洒落で良かったし、出発、到着時間も予定時刻ぴったりか、むしろ早いぐらいで、好印象を与えてくれたエアラインであった。後は、もう少し日本人の客室乗務員がいれば完璧なのだが。

 初日。到着したのが夜だったので、ホテル近くの夜市へ。韓国や香港同様、ものすごいパワーである。平日だというのに道には人が溢れ、所狭しと並べられた屋台や露店をひやかしていく。一番人が集まっていたのが、電気製品を実演販売していた場所。はっきりいって、大した商品ではなかったのだが、不思議にも大人気であった。
 夕食はもちろん屋台。目で見ておいしそうなものを注文する。値段は小皿で大体200円から300円。やはり安い。味に関しては、香港ほどのインパクトは無かったのだが、それでもなかなか美味であった。3時間ほどぶらついて帰路につく。ホテルは日本人ツアー客用という感じのものだったが、それなりに静かで過ごしやすかった。

 2日目。この日は一日市内観光。普段なら、面倒なので放棄してしまうところだが、いまいち交通機関が発達していない台北の町を効率良くまわるため、今回は参加してみた。ガイドさんの日本語はほぼ問題無く、故宮博物館などの観光名所で説明を聞いていると、たまにはこういう団体ツアーもいいな、という気がした。昼食も付いていて無料なのだから、お得な気分である。
 もちろん無料が故に鬱陶しいこともあり、お茶屋や薬屋、免税店などに連れていかれた。これらのお店からお金をもらってツアーを成立させているのだから致し方ないところだが、気の弱い日本人であれば、大量に買い物をしてしまうだろう。僕らは当然そんなこともなく、トイレだけ拝借して、後は眺めていただけだった。嫌な客である。

 3日目。せっかく台湾まで来たのだから、台北だけではなく、郊外の町にも行ってみようというわけで、まずは新北投という温泉町へ。昨日までは曇り空で肌寒かったのだが、この日は太陽が顔を覗かせて気温は急上昇。しかもかなり蒸暑い。時間が無かったので温泉には入れなかったが、台湾版吉野家とマクドナルドだけは制覇した。
 その後、港町淡水へ。西欧風のお城があるというので行ってみたら、何とお休み。実はこの日、台湾総統選挙があり、その影響らしかった。仕方が無いので淡水河を眺めて台北に戻る。大規模な士林夜市を見物してバッグを買う。驚きたれぱんだ付き、1,500円なり。滞在時間が短いとあって、かなり精力的に動き回っている。

 4日目。最終日は歩いて台北の町探索。日本の渋谷にあたる地域をぶらつき、本屋に行って「美少女」という雑誌を買う。タイトルだけ聞くと怪しいが、日本の漫画である。その後、日本の銀座にあたるデパート街に行ってみるが、ブランド物目当ての日本人客用で、僕らには縁の無いところだった。またトイレだけ拝借する。嫌な客である。
 公園で一休みし、通夜街という夜市を見物して終了。お土産を探して歩き回ったので、ぐったりと疲れてしまった。翌朝、空港まで送ってもらい、無事日本到着。この日のフライトもほぼ定刻通り。すばらしい。毎日足が痛くなるまで歩き回り、本当にハードな5日間だったが、その分、非常に充実していたと思う。

 期待していた食べ物に関しては、個人的に香港のほうがおいしく感じられたのだが、台湾の人には、日本人びいきの傾向があるらしく、基本的に親切である。言葉も漢字が使えるので何とかなるし、そもそも日本語を話す人も多い。ある意味、一番観光しやすい「国」であろう。初めての海外旅行先としてもお勧めである。
 今回の旅、総費用は約7万円。往路午後便、帰路午前便ということもあり、ツアー代金が56,000円とかなり格安。現地で1万円両替したものの、使い切るのに大変なぐらいだった。それに空港までの交通費などを加えてこの金額になったのだが、まさに節約旅行。学生生活最後を飾る旅としては、充分満足の行くものであった。


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