6/2〜8日

これぞ本物もんじゃウィーク


 

先日、友人と上野のルーブル美術館に行ってきた。新聞屋さんから無料の券を大量にもらったので、一緒に行こうということになったのだ。この展覧会は、ルーブルにある18世紀頃の作品を集めたもので、そのほとんどが本邦初公開ということである。

 集合時間を決め、後は自由見学となった。と、いうのも、美術館に限らず、博物館などは、基本的に個人行動が良いと思ったからだ。みんな一緒に見ていても自由が効かないし、どうせはぐれてしまうのである。最初から個人行動にするのが賢明というものだ。

 

平日にもかかわらず、お客さんがたくさんいて、なかなか思うように見れなかった。そこで一回目はざっと観覧、二回目にじっくり見ることにした。二回目はあまり人がいなく、ゆっくり回ることができた。こんなに絵をゆっくり見るのは、本当に久しぶりである。

 数々のすばらしい作品を堪能してから、自分の気に入った作品を思い浮かべてみる。すると、どうも僕は写真に影響されてか、写実的な絵を気に入っていたことに気がついた。いつのまにか、写真を見るような目が染み付いてしまったのだろうか。

 

その後、せっかく東京まで来たのだから、ということで、浅草に繰り出すことにした。今回は学校の友人といったので、僕以外は全員横浜住民だったのだ。地下鉄で浅草に出て、日も落ちてあまり人気の無い仲見世を歩き、浅草寺を目指していく。

 ところが、かの有名な「煙」が出ていないのだ。例の、悪いところに浴びると良くなるというやつである。寺の方も奥の本堂は閉まっていた。経費削減なのかわからないが、友人や周りの外国人の方は、少しがっかりしていた。お寺も商売といったところであろうか。

 

さらにその後、もんじゃ焼き屋へ。どこに行っても、そこの名物を食べるというのは基本である。何気なく入ったお店は、テーブルが四つしかなく、とても小規模なものだった。そして、そこには、世話好きのおばさんが仕切る店だったのである。

 おばさんいわく、店独自のやり方で、最高の味が出るように作ってあるという。お好み焼きの時などは、タイマーまで持ち出す始末である。迫力に押され、僕らはただうなずくばかり。結局ほとんどの行程をおばさんがやってしまった。まあ、楽でいいのだが。

 

もんじゃはまさに昔懐かしの味。おせんべいを作るやり方。ご存知の方も多いだろうが、このおせんべいがもんじゃの本来の姿なのだ。幼いころを思い出して、少し感慨にふける。友人たちは、興味深そうにおばさんの手さばきを見学していた。

 このパワフルなおばさんのことは、きっと当分忘れないだろう。自分の店を仕切るのはともかく、かの有名なお店を思いっきり批判していたりもしたのである。終始圧倒され続けた僕らは、量的に多少物足りなさを感じながらも、満足してその店を後にした。


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