ぴくし〜のーと あどばんす

物語

【ぴくし〜のーと メイン】 【テーマいちらん】 【おともだちぶっく】 【みんなの感想】

連載[1009] ソラの旅〜そらのはしら〜

ルギ&ラグ ★2013.02/14(木)18:05
ソラの旅〜そらのはしら〜

第一話
「卒業証書、ソラ。右の者は…―」

今日は待ちに待った卒業式であり、その卒業証書を受け取る彼女の名前は「ソラ」。
12歳のソラはごく普通の小学生。ポケモン好きの女の子。
来月からは中学生となり、ソラは来たる新たな生活に心躍らせていた。

しかし、その目の前には思わぬ障害が立ち塞がっていた…


*


「ソラ、あなたポケモンが好きだったわよね?」
「そうだけど…それがどうしたの?」

いつになく真剣な母にソラは不安を覚えた。なにか、あったのだろうか…?
そんな彼女を見つめる母は、一枚の紙を出した。

“ポケモンと旅をしたい貴方に!”

大きく書かれたそのチラシには、どこかで見たことのある博士の写真が載っていた。

「その、訪ねてきた男の人がソラにって…」
「どんな人だったの?」
「それがサングラスをしていてよく分からなかったの。
 突き返せばよかったかしら」

ポケモンが架空のものであることはソラにでも分かっている。けれども、自分の名前を知る男がどうも気になってしまう。
どう答えればいいか考えあぐねていると、インターホンが鳴った。

「どうも、この前のチラシをソラちゃんに見せてくれましたか?」
「あ、あなたは…」

ソラが玄関に顔を出すと、そこにはアロハシャツにサングラスをかけた中年男性が立っていた。
一見どこか南の島国にでもバカンスに行ってきたような出で立ちである。

「お母さん、この人がこの紙を見せてくれた人…?」
「おや、どうやらたった今見せたところのようですね。」

戸惑うソラの前に一歩出てきて彼は言った。

「君には信じてもらえないかもしれないが、今ポケモンの世界は異常気象に悩まされているんだ。
 いや、もしかしたら地方一つ滅んでしまうかもしれない。」

その言葉に、ソラは言葉を失った。
W205180.ppp.dion.ne.jp
ルギ&ラグ ★2013.02/14(木)18:06
第二話
男の話はこうだ。
ポケモンの舞台の一つである、ホウエン地方。そこはかつてグラードンとカイオーガが対決をして天変地異に見舞われた。
「あいいろのたま」と「べにいろのたま」により事なきを得、今まで平穏な暮らしをしてきた。
しかし、アクア団とマグマ団という組織により二匹のポケモンが眠りから覚まさせ、再び戦わせてしまったのだという。
異常気象、二匹の力のすさまじさにアクア団やマグマ団も反省し、再び二つのたまを使って戦いに収拾を付けようとした。

「でもね、グラードンとカイオーガは眠りに就くことはなかったんだ」

その言葉に、ソラは疑問を覚えた。
ゲームの話では、主人公の介入によりすべてが終わるはず。なのに、どうして?

「そこで僕らは一つの仮説を立てた。今まで伝わっていた伝承には誤りがあるのではないかと。
 天空ポケモン、レックウザとの関係だ」

男が考えることは、グラードン、カイオーガを鎮めさせるには二つのたまとレックウザが必要らしい。

「でも、そこで私がポケモンの世界に行く理由が分かりません」
「…だろうね。僕も異世界の人間が関わることなんて考えもしなかったよ。
 でもね、これはレックウザが望んだことなんだ。」


――レックウザが望んだ…?


「ごめんね。もっと説明したり考える時間を与えてあげたいんだけど、時間がないんだ。
 言った通り、一刻を争う事態だ」

サングラス越しに見えた男の目は真剣だ。
彼が言っていることはどう考えても信憑性に欠ける。しかし、嘘を言っているように思えなかった。


レックウザが望んだこと、異世界の人間…ここにいるだけでは分からないことだらけだ。
それでも、自分が行くことによりすべてを解決することができるなら…!


心配そうに見守る母を横目に、ソラは思い切って口を開いた。

「私、ポケモンの世界に行きます。」
W205180.ppp.dion.ne.jp
ルギ&ラグ ★2011.09/30(金)16:49
第三話

ソラは電車で×○×に向かっていた。
「う〜ん×○×は遠いなぁ。」
ガタゴトと電車に揺られる中、アナウンスが聞こえてきた。
『次は×○×駅、×○×駅。□△線をご利用する方は、お乗り換えです。』
「次で降りるんだね。」


「このへんにあの人がいるはず。でも、顔とか名前も分からないからなかなか見つからないよね…」
駅の出入り口でキョロキョロと辺りを見回していると、一台の車が目の前で止まった。

「君はソラさんかい?」
「あ、そうですけど。」
「やぁ、私は“オダマキ”。ポケモンを研究している博士ともいう。さぁ、乗った乗った。」
「あ、はい。」
ソラを乗せ、再び車は発進し始めた。

「あの…ずっと気になっていたんですけど、どうして私をポケモンの世界へ旅するよう誘ってくれたんですか?」
「話せば長くなるんだ。だから、後々話していくってことで今は置いといてくれるかな…?」
「そんなぁ〜」
「そういうことで、詳しいことはまた後で話すよ。
 今はまず私たちがポケモンの世界…つまり、ホウエンに着くことが最優先すべきことなんだ。」
「は、はぁ…」
話がなんだか読めない。ソラが分かることと言えば、ポケモンの世界へ行くことが重要ということ。
しかし、なぜ自分にこの誘いをしてきたのかは謎のままだった。

「着いたよ。ここは、ホウエンと×○×を繋いでいる場所だ」
「それじゃあ、早く行きましょう」
ソラの言葉で、オダマキ博士はゆっくりと車を発進させた。
少しずつ変わっていく景色の中で、ソラはこれからのことに思いを馳せていた。
FL1-49-129-165-125.stm.mesh.ad.jp
ルギ&ラグ ★2007.07/24(火)18:13
第四話
オダマキ「いやぁ、おまたせ。さぁ、いこうか。」
ブィ〜ン
数時間後…
キキ〜!
オダマキ「ついたぞ。ここが私の研究所があるミシロタウンだ。」
ソラ「すご〜い!」
オダマキ「そこの水色の屋根の家が君の家だ。」
ソラ「私の家なんてあるんですか?!」
オダマキ「あと、何も持たずに草むらに入るとポケモンに襲われるから。」
ソラ「じゃあ、どうすればいいんですか?」
オダマキ「それは明日にしよう。」
ソラ「え?じゃあ、今日は休んでいていいの?」
オダマキ「いいとも。あと、私には子どもがいてね、ミキって言うのだ。君とは同い年だが私の研究を手伝っているからポケモンのことは詳しい。」
ソラ「ふ〜ん。」
オダマキ「まぁ、自分のポケモンを持った事はないが。」
ソラ「そうなんだ。」
オダマキ「まぁ、話は明日だな。今日は自分の家に行って少し整理をしてきたらどうだい?家にはパソコン、テレビ、机、イス、ベッドはがあるが、場所が適当においてあるから動かさないとね。」
ソラ「よ〜し!レッツGO!」
ソラはオダマキ博士の言葉を無視して家に入った。
ソラ「うわぁ〜!」
1Fは普通のリビングとキッチン。2Fはソラの部屋。
ソラ「すご〜い!2階まであるんだ!」
ダッダッダッダッ
ソラ「でも、場所はグチャ グチャね。」
ソラは2時間かけてベッドやパソコンの位置をちゃんとしたところに移動させた。
ソラ「ふぅ。疲れたぁ〜 ご飯でも作ろうかな。」
ソラはハヤシライスを作った。でも、1人だと寂しいのでオダマキ博士の家へ行ってごちそうした。
オダマキ「すごいねぇ〜ソラちゃんは。」
ソラ「家庭科の成績が一番良いのだから料理とかは得意!」
ソラは自慢げに言った。
オダマキ「まぁ、それはいいとして食べよう!」
その言葉にソラはプチッときたが、おさえた。
皆「いただきま〜す!」
ミキ「初めまして ウチはミキ。あなたは?」
ソラ「私はソラ。よろしくね!」
2人は色々と話をしていた。
午後7時40分ごろ
ミキの母「どうもごちそうさまでした。」
ソラ「あ、いえいえ」
午後9時
ソラ「学校がないからよふかしできる〜」
ソラはまだ寝る気はないようだ。
午後9時50分ごろ
ソラ「そろそろ寝ようかなぁ。明日にそなえておやすみ!」
カチッ
ソラは電気を消すとすぐに眠りについた。
61-23-10-30.rev.home.ne.jp
ルギ&ラグ ★2008.05/24(土)11:00
>書き方変えました。

第五話

ソラとミキが旅立つ日…
「さて、今日は最初のポケモンを決めてくれ。」
オダマキ博士が言った。
「この、ミズゴロウ、アチャモ、キモリの中から選んでくれ。」
「みんな可愛いな〜」
ソラが言った。
「ソラはどれにする?ウチはソラが選んだ後でいいよ。」
ミキが言った。
「うーん…アチャモもいいけど、キモリとかもいいしな〜」
優柔不断(ゆうじゅうふだん)のソラである。
「アチャ!」
アチャモがなぜか怒って、キモリをひっかいてきた。
すると、キモリも怒ってアチャモをはたいた。
「あわわわ…」
「あーあ、やっちゃった…まったく、この2匹を一緒に置いたらダメだな。交換交換。」
オダマキ博士はアチャモをボールに戻し、棚へしまい、違うボールからアチャモをだした。
「さっきのアチャモと比べると、人懐こいな。」
「へぇ〜…ソラ、決まった?」
「うん。えーとね。ミズゴロウ!」
ソラはキモリ達が暴れていて目立っていなかったミズゴロウを選んだ。
「なんかさ〜こう、じっと真剣な目でみられると…」
「なんか分かる!ウチはこのアチャモにする!」
「決まったか。最初のポケモンだから、ニックネームでもつけたらどうかい?」
オダマキ博士が言った。
「ソーダ!」
「チャナ!」
2人は同時に言った。
「よし、決まったら…この、ポケモン図鑑とモンスターボールを持っていってくれ。」
オダマキ博士がポケモン図鑑と、モンスターボルを渡した。
「ソラ、途中まで一緒に行こう。」
「うん。」
2人は元気よく、研究所を出て行った。
61-23-10-59.rev.home.ne.jp
ルギ&ラグ ★2008.05/24(土)11:19
第六話

2人はかけ出し、101番道路の草むらに入ったとたん、野生のポケモンが飛び出してきた。
ソラ:ポチエナ ミキ:ジグザグマ
「ソーダ!たいあたり!」
「チャナ!ひっかく!」
二人は同時に言った。
ソーダとチャナはポチエナorジグザグマに攻撃を仕掛けた。
ポチエナはたいあたりをしてきた。
ジグザグマは泣き声をだしてきた。
「いけっ モンスターボール!」
ソーダはポチエナにモンスターボールを投げた。みごとにポチエナを捕まえることができた。
「やった!ニックネームは…ゼロ!」
ソラは喜んでいる。
「チャナ!引っかく」
チャモはジグザグマを攻撃。
ジグザグマはチャナにたいあたりをくりだした。
しかし、チャモは全くといっていいほどダメージを受けていなかった。
「チャナは打たれ強いからね…」
ミキはそういうと、モンスターボールを投げてジグザグマを捕まえた。
「ニックネームはっと…可愛いから、ハナにしよう。」
ミキはそういってハナの入っているボールをしまった。
「なんでチャナがうたれづよいって分かったの?」
「え?それは、みれば分かるじゃん。」
「そうなのかな…」
「そのうち、分かるって。」
2人は話しながらコトキタウンでポケモンを回復した。
102番道路に行こうとしたら、どこかの定員に呼び止められた。
「君たち、フレンドリィショップは知ってるかい?」
「キズぐすりとか、モンスターボールを売っているところだよね?」
「そうそう、俺は宣伝のバイト中さ。よかったら、キズぐすりをうけとってよ。」
そう言うと、定員は2人にキズぐすりをわたした。
「どくけしとかもついでに買っておく?」
「そうだね。」
2人はフレンドリィショップにたちより、どくけしなど、以上状態を回復するものを買った。
「さて、キズぐすりとかも買ったし、行こうか。」
2人は102番道路へ行った…いや、行こうとしたら、今度はなにやら怪しい研究者に呼び止められた。
「あー!そっちには行かないでくれ!珍しいポケモンの足跡が見つかったんだ。スケッチするまで待っててくれ。」
「えー、なんでアンタのためにまってないとなの?通ってからでいいじゃん。」
ミキが言った。
「ミキ、やめようよ。Lvあげにいこう、あっちの草むらで。」
「いいからいいから。そうそう、103番道路に向かって行った人がいたよ。」
「ほーら、その人と戦えばいいじゃない。」
ソラがミキを引きずりながら言った。
「ぷー」
ミキはほっぺを膨らましていった。
103番道路にて。
「私は、Lvあげしているから、あそこにいる男の子と戦ってきなよ。」
「うん…でも、自信ないからウチもLvあげする。」
2人はやせいのポケモンと戦い、手持ちのポケモンのLvをあげている。
「ソラ、どのくらいLvあがった?」
「うんと…ソーダは10Lv、ゼロは9Lvだよ。」
「へ〜。ウチはチャナもハナも9Lvだよ。」
「じゃあ、行こうか。」
ソラとミキは男の子のほうに近づいていき、声をかけた。
「ねぇねぇ、アンタ、ポケモントレーナーでしょ?勝負してよ。」
「ミキ、いきなりはどうかと…」
ソラがちょっと冷や汗をかいている。
「なんだよ。明らかに自分は“エラい“って言ってんのか?」
この男の子はなまいきだ。
「なによ!」
「まっ、俺が戦いたいのはお前じゃなくて、そっちにいる女だけどな。」
なまいきな男の子はソラを指差して言った。
「えー?!」
61-23-10-59.rev.home.ne.jp
ルギ&ラグ ★2011.09/29(木)16:54
第七話

「ど、どうしよう…まだ、ポケモンたちも弱いのに…」
ソラが言った。
「大丈夫だって!ウチよりLvは高いんだから」
「早くしろよ。俺はそんなに待つ気はねぇよ?」
「うう…」
それでも悩むソラ。
「それとも、自分が勝てねーからって怖気づいてるのか?」
「(ムカッ)んなわけないでしょ!アンタみたいなヤツに私が負けるわけない!戦う!」
男の挑発にのってしまった。

「ゼロ、出番だよ!」
「いけ、キモリ」

ソラはポチエナ、相手はキモリをだした。
相性はないが、若干キモリのほうが有利である。

「キモリ、はたく」
「ゼロは避けてとおぼえ!」

するりとキモリのはたくを避け、とおぼえをする。

「意外とすばやいヤツだな…キモリ、なきごえ!」
「とおぼえの意味がない!ゼロ、すなかけ!」

キモリはなきごえでゼロの攻撃力を下げ、ゼロはキモリの命中率を下げる。
しばらくその攻撃が続いた。

「チッ、命中率を下げられて攻撃が当たらねぇ…」
「今のうちにとおぼえで攻撃力を上げて!」

キモリははたくを空振りし続け、ゼロはとおぼえで今までの下げられた攻撃力を戻す。

「ゼロ!たいたりで一気に決めて!」
「キモリ、避けろ!」
「キ、キャモ?」

砂が目に入って相手がどこにいるのか分かっていないキモリ。

「バウゥゥ!」
ガンッ!

みごと命中。一発でキモリ戦闘不能。

「やった!」
「ソラ、すごいじゃん!」
2人が喜んでるあいだに、男は逃げようとした。

「待って!バトルしたんだから、名前教えてよ」
「はぁ?別に名乗る必要もねーだろ」
「じゃあ、勝った権利で」
「…タクマ」
そういって、すぐに立ちさってしまった。
「そんなに恥ずかしいのかな?」
「さぁねぇ…「おーい!」
さっき、スケッチをしていた男がやってきた。
「分かったよ。この足跡は僕の足跡だったんだ!」
「「(イラッ)」」
2人は足止めされたことにムカついた。
「お前の勘違いのせいで足止め喰らったんだからな!」
「少しはこっちにお詫びでもしないの?」
「痛い!暴力はダメだってばー」
ソラとミキは男を殴り続けた。
KD182249070148.au-net.ne.jp

みんなの感想

この物語に感想を書こう。みんなの感想は別のページにまとまってるよ。


物語のつづきを書きこむ

ここにつづきを書けるのは、作者本人だけです。本人も、本文じゃない フォローのコメントとか、あとがきなんかは、「感想」のほうに書いてね。

物語ジャンルの注目は、長くなりがちなので、いちばんあたらしい1話だけの注目に なります。だから、1回の文章量が少なすぎると、ちょっとカッコわるいかも。


状態(じょうたい)

あんまりにも文字の量が多くなると、 ()み具合によっては エラーが出やすくなることがあるよ。ねんのため、 本文をコピーしてから書きこんでおくと、エラーが出たとき安心だね。

シリーズのお話がすべて終わったら「終了」に、文字数が多すぎるために テーマを分けて連載を続ける場合は「テーマを移動して連載」(次へ)に 状態を切り替えておいてね。この2つの状態の時に、「次の作品に期待」 されて感想が書き込まれると、次のテーマが作れるようになります。

ちなみに「次の作品に期待」をもらって「完結」や「続く」になってる作品を 「次へ」「終了」に変えることもできるけど、その場合、次のテーマを 作るためには、もう一度「次の作品に期待」が必要になります。

しばらくお話の続きが書けなくなりそうな場合は「一時停止」にしておいてね。 長い間「一時停止」のままの物語は、Pixieの 容量確保(ようりょうかくほ) のため消されることがあるので、自分のパソコンに 保存(ほぞん)しておこう。

やむをえず、連載を 途中(とちゅう)で やめる場合は、凍結をえらんでね。ただし、凍結をえらんでも、次の物語が 書けるようにはなりません。感想をくれた人や、次回を楽しみにしてた人に、 感想 で おわびしておこう。


ポケットモンスター(ポケモン)のページ「Pixie(ぴくしぃ)」