ぴくし〜のーと あどばんす

物語

【ぴくし〜のーと メイン】 【テーマいちらん】 【おともだちぶっく】 【みんなの感想】

停止[1075] Believe(修正するまで連載停止)

シェルテ ★2014.09/02(火)02:20
>お知らせ(2014/9/2)

>大幅な設定変更のため書き直しをします。これで今度こそ最後にしたいです。
>修正した文章がある程度書けるまでは連載を一時停止にします。
>時間が掛かっても必ず完結させます!待ってて下さい!!

エルダ地方ノーズタウンのトレーナースクール。
今日、そこでは10歳の子供達の卒業式が行われていた。
一人前のトレーナーとして、ポケモンを持ち、旅立つことが許される。
子供達はこの日を待ち望んでいた。
ただ一人を除いて…。

「リーラヴが卒業?信じらんなーい」
クラスのリーダー格、セコアが言うと、クラス全員が賛同した。
「ホント、俺達と同じ括りにされちゃ困るなぁ」
教室に汚い笑い声が響く。
そんな中、リーラヴは一番端の席で窓の外を眺めていた。
周りの声が耳に入らないように、必死で自分の世界に入ろうとしていた。
しかし、簡単に避けられるほどクラスメイトは優しくない。
セコアはわざわざリーラヴの目の前までやってきた。
「ふん、アンタがトレーナーになったって強くなれないから。だって、リーラヴって弱虫だし、普通じゃないし」
「髪の毛が白いとか、ありえないよね!」
「ばーちゃんだろ、マジで」
リーラヴは反応も反論もしなかった。
その間にもクラスメイトの会話はヒートアップする。
「ってかさ、コイツに選ばれたポケモンかわいそー!」
「むしろポケモンが拒否るよな?」
リーラヴは歯を食いしばり、拳をギュッと握った。

リーラヴは生まれつき髪が白く、それがイジメの原因だった。
親と離れて暮らし、父親の知り合いのお世話になっているリーラヴは周りに迷惑をかけたくないばかりに、相談することができなかった。
だから一日も早く、イジメから逃れるために卒業したかった。
しかし、リーラヴは漠然とした不安を抱えていた。
今後、トレーナーとしてやっていけるのか。
イジメられているような人が、バトルで勝つことができるのか。
クラスメイトの言葉はリーラヴの自信を削ぎ落としていた。

卒業式を終え、子供達は今か今かと『あるイベント』を待っていた。
それは卒業祝いとしてポケモンをもらえる、この地方では恒例の行事だった。
「では、この建物の中のポケモンから、気に入った子を1匹…」
先生の言葉を聞いて、待ち侘びていた子供達は一斉に走り出した。
我先にと施設に押し寄せる中、リーラヴはトボトボと歩いていった。

中は人とポケモンでごった返していた。
もうすでにポケモンを選び終わった子もいれば、1匹のポケモンをめぐってケンカしている子達もいる。
騒々しい中、リーラヴは建物の隅っこに腰を降ろした。
そこから静かにポケモンの様子をうかがう。
リーラヴはポケモンを見れば瞬時にその特徴や性格を把握できた。
それは幼い頃からポケモンと触れ合ってきたリーラヴだからこそ成せる業だ。

施設内をゆっくりと見回したリーラヴはふと目を止めた。
リーラヴのちょうど反対側の隅っこに小さくうずくまっているポケモンを見付けたのだ。
近くにいる子供達は、そのポケモンに全く見向きもしない。
リーラヴはそっと近付いた。
それはチコリータだった。
しかし、頭の大きな葉はしおれ、黄緑色の体にはそこら中に傷だらけだった…。
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シェルテ ★2011.09/04(日)23:03
リーラヴはチコリータの元へ向かった。
「傷、痛くない?」
チコリータは、側に座り込んだリーラヴの顔を一度見たが、すぐに目を伏せてしまった。
「ほら、キズ薬。染みちゃうかもしれないけど…」
リーラヴは持ち運びできるスプレー式の小さなキズ薬を出し、チコリータの体にかけた。
チコリータは少し痛そうにしたが、抵抗はせずにずっと黙り込んだままだった。
「…ねぇ、どうしてそんなに傷だらけなの?」
チコリータはもう一度リーラヴの方を見て、何か言いたげな顔をした。
「教えて?私、ポケモンの言葉が分かるから」
『…本当に?』
少し驚いた顔をしたチコリータに、リーラヴは優しく笑った。
「うん、ホント。分かるっていうか…私には人の言葉に聞こえるんだよね」
リーラヴは先天的にポケモンの言葉を理解できる。
ポケモンは喋る、というのがリーラヴの常識である。

『…ここの掟…弱肉強食』
チコリータは弱々しい声で語った。
『弱い者は強い者に逆らえない。私がここに来る前からずっと、弱いポケモンが虐げられてきたの。でも、リザードが来てから…』
チコリータは施設の一角にある他より一段高く積まれている岩を見た。
それはまるで玉座のようだった。
『リザードはとても気性が荒かったの。でも本当に強くて、誰も逆らわなかった。私は…みんなでリザードを倒そうって言ったんだけど…』
「一人で戦ったの?」
『みんな…リザードを恐れていたの。私も一人じゃ何もできなくて…』

チコリータの話を聞いて、リーラヴはまるで自分自身を見ているような、そんな感覚に陥った。
ずっとイジメられてきた。
クラスメイトはみんな強気なセコアの味方になり、リーラヴは一人で耐え抜くしかなかった。
「…同じだね、私と」
その言葉にチコリータは顔を上げる。
「ずっとイジメられてたんだよ」
『…聞いたことあるよ。今年の卒業生には少し変わった子がいて、イジメられてるって』
「うん、多分私のことだよ」
リーラヴは力無く笑った。
「髪の毛が白いからって。生まれつきだからどうしようもないのにね…」

気付くと建物の中には選ばれなかったポケモンとリーラヴしかいなかった。
『…でも、良かったね。卒業したら、もうイジメられないんだよね?』
その言葉を聞いて、リーラヴは胸が痛くなった。
ここから出ない限り、チコリータは弱い者として虐げられる。
しかし、ここから出る方法は一つしかなかった。
「…決めた。チコリータ、私と一緒に行かない?」
『え…?』
思いがけない言葉に、チコリータはポカンと口を開けた。
「卒業生は1匹選んだポケモンをもらえる、でしょ?」
『で、でも…私より強い子いっぱいいるよ?』
「それでもいいの!これから強くなれば、ね?」
チコリータを助けたい。
リーラヴの決意は硬かった。
『…うん…ありがとう…』
チコリータは泣きながらでリーラヴの側に寄った。
「一緒に強くなろう、チコリータ!」

ここからリーラヴとチコリータの果てしない物語が始まる。
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シェルテ ★2011.09/12(月)00:02
広い庭の中、1人のトレーナーと2匹のポケモンが対峙していた。
『それじゃ、行くよっ!』
「頑張って、チコリータ!」
『うん…!』
リーラヴのチコリータと、この庭で暮らすマリルの『マリィ』との戦いが始まろうとしていた。

ここはリーラヴの父親の友人、フェニックの家であり、怪我をしたり、トレーナーに捨てられたポケモンを保護する施設である。
父親から離れて暮らすリーラヴはここに居候している。
と言ってもそれはスクールを卒業するまでで、これからはトレーナーとして一人で旅をしなくてはならない。
旅の準備に追われる中、フェニックはリーラヴに「せっかくだから、ここにいるポケモンとバトルしてみたらどうだ」と提案したのだ。

『みずでっぽう!』
「避けて、たいあたり!」
指示通り水を避けたチコリータはマリィに向かって駆けた。
しかし、マリィはしっぽをバネのように使い、高くジャンプした。
『そう簡単にはやられないよっ!』
「でも空中なら動けない!チコリータ、はっぱカッター!」
空中のマリィに向かって数枚のはっぱが回転しながら飛んでいく。
『甘いっ!マリィスペシャルコンボオォ!!』
マリィは耳や手足を体にぴったりとくっつけて丸くなりながら、空中で回転し始めた。
『まるくなる』と『ころがる』のコンボだ。
回転は重力も加わってさらに速くなり、飛んできた葉を弾き返した。
「チコリータ、避けて…!」
チコリータは慌てて攻撃を避けた…が、着地したマリィはそのまま急転回し、チコリータへ向かってきた。
今度は避けれず、マリィのころがるが命中する。
勢いで飛ばされたチコリータは、木に激突し、バタリと倒れてしまった。
「チコリータ!大丈夫!?」
リーラヴは慌ててチコリータの元へ駆け寄った。

「はぁ…」
チコリータが目を覚ますのを待ちながら、リーラヴはガクリと落ち込んでいた。
『まぁまぁ、初めてのバトルだったんだからさっ。空中で攻撃されたのはアタシもヒヤッとしたよ?』
「『甘いっ!』って言ったじゃん…。今のバトル…セコアだったら勝てたのかな…」
『もーそういうこと言わないのっ!リーラヴはまだ新米トレーナーなんだからね。まだまだ人生これからっ』
一生懸命励ますマリィに、リーラヴは少し元気付けられた。
「マリィは…本当に強いね」
『まぁね♪マリィ様だからっ!』
マリィは褒めるとすぐ調子に乗ってしまう。
その様子にリーラヴは思わず笑った。
マリィは強い。
バトルだけでなく、心も。

「大変だ!リーラヴ!!」
フェニックが慌ててリーラヴの部屋に入ってきたのはその日の夜遅くだった。
「どうしたんですか?」
「チコリータがいなくなった!!」
「えぇ!?」
リーラヴたちはすぐに家中を捜し回った。
しかし、どこにもチコリータの姿はない。
「もう夜遅い…捜すのは明日の方がいいな」
外へ捜しに行こうとしたリーラヴをフェニックが引き留めた。
しかし、2人が知らないうちにマリィがこっそりと家を抜け出していた…。
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シェルテ ★2011.09/29(木)23:37
冷たい風が吹き、温室育ちのチコリータには厳しい夜になった。
妙な静けさとその寒さがチコリータの体を震わせる。
『これからどうしよう…』
もう自由になった。
どこにでも行ける。
けれど、どこに行けばいいのか分からなかった。
一人、暗闇の中を歩く。
その時、チコリータは何かの気配を感じた。
近くの草むらがガサガサと揺れる。
『…?』
チコリータは急に怖くなって青ざめた。
今、ここには自分しかいない。
何かあった時、守ってくれる人なんていない。
あの施設の中と同じように。
気配がさらに近付くと同時に、聞き覚えのある声がした。
『あー!!見付けたっ!!』
草むらを掻き分けながら現れたのはマリィだった。

『もうっ捜したんだよ!!』
マリィはムスッとしてチコリータを見る。
『…ごめんなさい』
『なんで急にいなくなっちゃうの?リーラヴ、心配してた』
『…ごめんなさい』
弱々しい声で謝るチコリータに、マリィは声を張り上げた。
『だから『ごめんなさい』じゃ分からないのっ!!理由を言いなさい、理由を!!』
『ご、ごめんなさい!理由は…私がいたら、リーラヴに迷惑がかかるんじゃないかと思って…』
『それって、さっきのバトルのこと気にしてるの?』
チコリータは泣きそうになりながらうつむいた。
『だって…私、弱いから…』
『…ねぇチコリータ、あたしが昔は弱かったって言ったら信じる?』
マリィは妙に真剣な顔つきでチコリータを見た。
『…信じてないって顔だね』
『マリィさん…私を元気付けようとして嘘ついてない?』
『じゃあ、なんであたしがフェニックの家にいるんだと思う?』
チコリータもリーラヴから聞いていた。
あの家にいるのは野生で傷付いたポケモン、それか…。

『トレーナーに捨てられたから、だよ』
チコリータは驚きを隠せなかった。
『なんで…?』
『昔…ホントにクソ弱かったんだよね、あたし。そこら辺のコイキングにすら勝てないへなちょこでさ。…それにあいつの心情の変化もあってね』
マリィは一度ため息をついた。
弱かった昔の自分を吐き捨てるように。
『でも、やっぱり捨てられた時は悔しかった!あたしだって強くなりたいって思ったのっ!それから、あたしは死に物狂いで特訓したんだよっ!!』
どうしてマリィが強いのか、チコリータはなんとなく分かった気がした。
『チコリータも必死で頑張ればきっと…ううん、絶対に強くなれるっ!だから、こんなところで諦めないでっ!!』
今まで、チコリータにそんなことを言ってくれる人はいなかった。
耐え切れなくなったチコリータの目から涙が零れ落ちる。
『リーラヴのところに帰ろう。2人で強くなってよ。あたし、応援するからっ!』
マリィは笑顔と励ましは、チコリータには輝いて見えた。
『マリィさん…ありがとう』
マリィは泣き続けるチコリータを連れて、フェニックの家へ戻った。
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シェルテ ★2012.01/24(火)15:32
「チコリータ!!」
明け方にチコリータたちが帰ってきたのを見て、リーラヴはすぐに駆け付けた。
「良かった…チコリータが帰ってきて」
『リーラヴ…寝てないの?』
リーラヴの目の下にはくっきりと隈ができていた。
「うん…なんだか寝れなくて。チコリータがいなくなっちゃったの…私がトレーナーとしてダメだからかな、と思って」
『そんな…私が悪いのに』
チコリータは勝手に出ていったことを反省した。
そこにマリィがヌッと入ってくる。
『あたしから提案っ!チコリータ、もう一度バトルしない?』
『えっ』
唐突な提案に、チコリータだけでなくリーラヴも唖然とした。
『でも…前は全然勝てそうになかったのに』
『何度やっても同じ?それはやってみないと分からないよっ!チコリータの強くなりたいって思いを見せてほしいっ!!』
今までのチコリータなら、断っていたかもしれない。
でも、今のチコリータは違った。
『うん…私、頑張る!リーラヴ、もう一度やらせて!』
チコリータの目は、今までリーラヴが見た中で一番強かった。

『こっちから行くよっ!バブルこうせん!!』
「はっぱカッター!」
泡と葉がぶつかり、互いを弾く。
『とうっマリィスペシャルコンボ!!』
マリィは高く跳び上がって体をぐっと丸め、回転しながら落ちてくる。
「それなら…リフレクター!」
チコリータの前に半透明の壁が現れ、マリィと激しくぶつかった。
壁が崩れて消える、と同時に回転が止まり、マリィはすぐさま距離を取った。
『このコンボを防ぐとはなかなかだねっ!でも次はどうかな?れいとうビーム!!』
「速い…!」
チコリータに向かって真っ直ぐ伸びる冷気を帯びた光線。
そのスピードはリーラヴとチコリータの予想を超えていた。
チコリータは避けられず、攻撃をモロにくらってしまった。
「チコリータ!!」
チコリータは一度地面に倒れ込んだが、ふらふらと立ち上がった。
『私…まだ、諦めたくないよ…。強くなるって、決めたから…』
効果抜群の技を受けて、チコリータの体力は限界のはずだ。
しかし、リーラヴはチコリータ姿を見て、駆け寄ろうとしたのをグッと堪えた。
「トレーナーの私がしっかりしなきゃ…ね。行くよ、チコリータ!」
『うん!!』
『次で最後っ!再びのマリィスペシャルコンボオォ!!』
マリィが高くジャンプする。
「つるのムチでマリィを捕まえて!」
チコリータからつるが伸び、空中のマリィにぐるぐると巻き付いた。
マリィはそのままぶん投げられ、木に激突した。
「今だ!はっぱカッター!!」
木の根本に落ちたマリィに鋭い葉が命中した。
マリィは辛そうに立ち上がる、が、バタリと地面に倒れ込んだ。

『か…勝ったの…?』
チコリータは息をするのも忘れて呆然とした。
「やった…勝ったよ!チコリータ!!頑張ったね!!」
リーラヴははしゃぎながらチコリータを抱き上げた。
『リーラヴのおかげだよ!』
チコリータも心の底から嬉しそうに笑った。
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シェルテ ★2012.01/24(火)15:33
>まだ修正中です。ネタバレになってしまうので修正後に読むことをオススメします。


No.6 信じること

翌日。
「リーラヴ君、どうするんだ?待つのか?それとも…」
オーキド博士は心配そうに言った。しかしリーラヴはどうするかしっかり決めていた。
「待つよ。帰ってくるのを」
リーラヴは静かに言った。
「そうか…しかし…」
オーキド博士はコホンと咳払いをし
「帰ってくるのかわからんのじゃぞ」
と言った。リーラヴはオーキド博士の方を見た。
「帰ってくる。きっと…ううん、絶対!…あたしね、あの子となら強くなれる気がしたの」
オーキド博士は何も言わなかった。
「リーラヴがしたいようにすればいい」
そう言ってオーキド博士はいつものように研究所のポケモンたちを見て回りに行った。

一方、チコリータは…
『きゃあ』
チコリータはオニスズメたちに追われていた。
『勝手に俺たちの巣に入りやがって!』
『知らなかったの!だからっ…』
チコリータは走りながら必死に抗議した。しかしオニスズメたちは頭に血が上り、
チコリータの声が全く聞こえていなかった。
『わっ』
チコリータは木の根っこに足を引っ掛けて転んでしまった。オニスズメが一斉に襲い掛かる。
チコリータはもうダメ、と思い、目をぎゅっとつぶった。そのときだった…。
 ビシャアァ オニスズメたちに大量の水がかかった。
『なんだっ!?』
そこには…マリィがいた。
『なんだかんだと言われたら答えてあげるが世の情け!マリィ!』(パクリやん!?)
かっこよく登場したつもりのマリィはいい気になって叫んだ。
『弱いものいじめはそこまでっ!この正義の味方、マリィ様が来たからには…』
すると1匹のオニスズメがマリィを思いっきりつついた。マリィはお空へ飛ばされた。
 ボテッ マリィが落ちた。
『まだセリフの途中だったのに…貴様ら…許さないんだから!』
マリィはキッとオニスズメたちを睨みつけた。そしてマリィは口をめいっぱい開けた。
そこから冷気を帯びた光線が発射された。
オニスズメたちは『げっ』っと言って逃げようとした。しかしすぐに追いつかれた。
『ヒィッつめ…』
オニスズメたちは氷付けになり、動かなくなった。

マリィはフンッと鼻を鳴らしてチコリータの方へ行った。
『大丈夫?』
チコリータはマリィのほうを見た。
『うん…どうしてここに…?』
『ちょぉっと散歩〜♪フッ今の戦い、タスクのやつに見せてやりたかったな〜』
チコリータの周りに?が飛び出た。
『たすく?たすくって?』
『あ〜タスクっていうのは…うちのトレーナーだった人』
チコリータの周りの?が1つ増えた。
『だった?それって…まさか…』
『ソッ捨てられたの。そいつに』
チコリータは目をまんまるに開いた。
『そんな…どうして?そんなに強いのに…』
それを聞いたマリィはクスッと笑った。
『うち、昔メッチャ弱かったモン。野生のコイキングにすら勝てなかったし』
『えっ!?うそっ』
『うそじゃないよ〜。強くなったのは捨てられたアトだし』
チコリータは愕然としていた。
『でも…どうやったらそんなに強く…』
これがチコリータの1番聞きたいことだった。マリィはしっかりとした口調でこう言った。
『信じて努力した。ただそれだけ』
その言葉がどれだけチコリータに勇気を与えたことか…。
その言葉はチコリータの心に強く響いた。

それだけ…?ほんとに?
あたしにだってコイキングを倒す自信くらいはある。でもマリィさんは倒せなかった…昔は。
でも今はこんなに強くなって私の目の前にいる。これはほんとのこと?うそじゃなくて…?
でもね、なんでかわからないけどマリィさんがうそついてるとは思えないの。どうしてかな?

『最初はさ、うちなんかが強くなれるかって思ってたんだ。でもじぃさん(オーキド博士)が
 “ポケモンには無限の可能性がある”って言ってくれたんだ。こんなうちを
 拾ってくれたじぃさんにしてあげられることは強くなることだけだった。うちにとって、
 じぃさんは大切な存在なんだ。じぃさんのためにも…強くなりたかったんだ』
話を終えたマリィはチコリータをチラッと見た。
『ちょっチコリータ!?どうしたの!?』
マリィはかなりあせった。チコリータは涙を浮かべていた。
『感動しちゃって』
『こんな話にぃ?涙もろいんだね〜』
マリィはフーと息を吐いた。

そしてチコリータは涙を拭き、こう言った。
『私…やっぱり強くなりたい。…私…』
『リーラヴと旅に出る?』
マリィはチコリータの言葉をさえぎるように言った。
『でも…もういないんじゃないの?』
チコリータは下を向いた。
『あんなこと言っちゃったし…』
マリィはクスッと笑った。
『リーラヴ、チコリータが帰ってくるのを待つって言ってたよ?』
チコリータはパッと顔を上げて、マリィのほうを見た。
『帰る?チコリータ』
『うん!』
2匹はオーキド研究所に向かって歩き出した。

チコリータは決心した。
強くなる。私のためにも。そして、リーラヴのためにも。
信じて努力する…ただそれだけ。
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シェルテ ★2007.07/17(火)14:37
No.7 旅立ちの日

 ガチャ オーキド研究所の扉が開いた。
「ん?何だろ…?」
リーラヴとオーキド博士はその音に気付き、玄関に行った。そこにいたのは…
「チコリータ!…とマリィ!」
『リーラヴ…』
チコリータは何を言えばいいのかわからなかった。
「チコリータ!帰ってきてくれたのね!」
リーラヴはそう言ってチコリータをギューっと抱きしめた。チコリータの顔が明るくなった。
『あの〜お取り込み中悪いんだけどぉ、おまけみたいな言い方やめてくれる〜?』
マリィは不満そうな顔をしてリーラヴに言った。
「アハハ…ごめん☆」
リーラヴは笑いながら言った。

「さてと、チコリータ!もう旅の準備は出来てるんだ!!」
リーラヴはチコリータが帰ってきたらすぐに出れるように準備をしていたのだ。
「行こ!チコリータ!」
リーラヴは早く行きたいようだ。
『ちょっと待って』
そんなリーラヴをマリィが引き留めた。そしてくるっと半回転し、チコリータを見た。
『チコリータ。もう1度勝負しない?今度は本気でさ』
『えっ!?』
「うん。そうだね」
リーラヴは強気な顔をしてそう言った。しかしチコリータは逆だった。
『そっそんなっ私…』
チコリータは一瞬断ろうとした。でも断れなかった。逃げたくなかったから。
『…私…やる。…絶対マリィさんに勝つ!』
「そうと決まれば…早速!」
リーラヴたちは外に出た。

「よし。チコリータVSマリィ!スタートじゃ!」
オーキド博士が大声を上げた。

マリィがみずでっぽうを発射した。
「チコリータ!よけて!」
 タッ チコリータはみずでっぽうをよけた。どうやら前のバトルで
マリィの攻撃が直線的だということに気付いたらしい。
『じゃぁこれをよけれるかしら!?』
マリィから冷気が発せられた。
「冷凍ビーム!?チコリータ!気をつけて!」
マリィの冷凍ビームが強力だということはオニスズメの件で十分わかっていた。
チコリータは息を飲んだ。 カッ 冷凍ビームが発射された。
チコリータは地面に這いつくばって、ギリギリのところでよけた。
「フー。危なかった」
しかしすぐにマリィが攻撃してきた。マリィのしっぽが光り、硬質化した。
「アイアンテール!?」
マリィはそのしっぽをブンと振り下ろした。チコリータは反応できなかった。 ドーン
『きゃあっ』
チコリータは攻撃をまともに受けてしまった。マリィはすぐに冷凍ビームの準備をした。
(まずい…今、冷凍ビームが当たったら…!)
しかしチコリータはまだ体勢が整っていない。
発射。冷凍ビームはまっすぐチコリータへ向かっていく。

どうしよう…。よけないと…。でも、体が…動かないよ…。私…やっぱりダメなのかな…。
だんだん冷気が強くなってくる…。でも…勝ちたい…。変わりたい。
強く…強くなりたいっ!!
「チコリータ!!」

冷凍ビームはチコリータがいるところを通過した。そこにチコリータの姿はなかった。
 シュッ チコリータがマリィの後ろから攻撃した。チコリータはほぼ一瞬で
マリィの後ろに移動していたのだ。
「これは…でんこうせっか?」
それだけではなかった。チコリータはマリィに直接攻撃はしていなかった。
(これは…?)
リーラヴの足元にはっぱが落ちていた。それはここらへんの植物にはないはっぱだった。
「もしかして…はっぱカッター?」
リーラヴはチコリータを見た。チコリータはパチンとウインクした。
「チコリータ…」
そう、チコリータはでんこうせっかとはっぱカッターを使えるようになったのだ。

『まだ…勝負はついてないわよ!』
マリィはハァハァ言いながらそう言った。効果抜群の技を不意に受けたためか
相当ダメージがあったようだ。マリィは丸くなった。
「!!チコリータ!ころがるだわ!」
リーラヴが叫んだ。リーラヴが言ったとおりマリィはころがるを使ってきた。
「チコリータ!はっぱカッター!」
 シュッ しかし攻撃ははずれた。
(ころがるのスピードが速くて攻撃が当たらない…それなら!)
「チコリータ!でんこうせっかで反対側へ!」
『わかった』
 タッ チコリータはマリィの後ろに回った。
(あのスピードだとそう簡単には方向転換できないハズ!)
リーラヴの読みどうり、マリィは方向転換に手間取った。
「今よ!はっぱカッター!!」
『いっけぇ!!』
 シュッ はっぱカッターはマリィの体に当たった。回転が徐々に弱まっていった。
 バタッ
『ふえぇ〜目が回るぅ〜』
マリィはそのまま気絶した。

『うあぁ〜?』
しばらくしてマリィは目を覚ました。
「マリィ!大丈夫?」
『うん』
マリィは体を起こした。
『あ〜あ、負けちゃったぁ。うちもまだまだだね…チコリータ、あんたはよくやったよ』
『えっ』
チコリータは顔が赤くなった。
『もっと自信持っていいんだよ。あんたなら強くなれる…そんな気がする』
『マリィさん…ありがとう』

「バトルもしたことだし、そろそろ行こっか。チコリータ」
『うん。そうだね。…あれ?あのおじいさん(オーキド博士)は…?』
みんなは周りを見回した。しかしオーキド博士の姿はなかった。
するとオーキド博士がドタドタと急いでやってきた。
「リーラヴ君!これを…」
オーキド博士は赤くて四角いものを出した。
「あ!これ、ポケモン図鑑だぁ!」
リーラヴはそれを手にした。
「トレーナーには必要なものじゃろ?」
「うん!」
リーラヴはうれしそうに言った。
「あと…これも持っていってくれ」
オーキド博士は丸いものを出した。それはあの、リーラヴがキャッチしたポケモンの卵だった。
「えっ!?いいの?研究に使うんでしょ?」
「まだ2個ある。それにこれはリーラヴ君がいなかったら割れていたかもしれんしな。
だから…リーラヴ君、きみが持っていてくれ」
リーラヴは卵を受け取った。
「ありがと。オーキド博士!…じゃ、行ってきまーす!!」

リーラヴはうれしそうに扉を開けた。ポケモンマスターへの道の
第一歩を今、歩みだしたのである。
リーラヴとチコリータ。1人と1匹は決意した。ともに強くなることを。
それを信じ、努力し続けることを誓い、旅立ったのである。
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シェルテ ★2007.10/14(日)20:19
No.8 静かな川の孤独なポケモン

「ハァ…」
ここはトキワシティの近くにある静かな川。リーラヴはそこで釣りをしていた。

『釣れないねぇ…』
チコリータはつまらなそうな顔をしているリーラヴに話しかけた。
「一度釣りをやってみたいなぁって思ってたんだけど…」
そう言いながらリーラヴは釣竿を引き上げた。しかしそこにエサはなかった。
『また知らない間に食べられちゃったの?』
「だろうね」
リーラヴは新しいエサをつけて釣竿を ぶん と振った。 ポチャン 
ちなみに釣りを始めてからもう3時間は経っている。

「…」
『…』
「あー…もう!なんかイラつく!話しようよ、うん」
と、リーラヴは叫んだ。
『そうだね。…そういえばあのたまご、中身なんなんだろう』
それを聞いたリーラヴはリュックからたまごを出した。そのたまごの模様は…
太陽や雲、雷、風とかのマークみたいなものだった。
「ホントになんなんだろ…」
リーラヴはたまごを見つめた。そのたまごはたまに少しだけど動いている…
ような気がした。そしてリーラヴはニコッと笑って
「早く産まれてこないかな♪」
と言った。

「あ!」
リーラヴたちの後ろのほうで声がした。リーラヴとチコリータはびっくりして
反射的に後ろを向いた。そこには15歳くらいの少女がいた。
その少女は黒髪でここらへんでは見ないような服を着ていた。それだけでも珍しいのに
少女の目は明るくて透き通ったきれいな赤色だった。そんな色の目を持つ人は初めて見た。
「あの…隣座ってもいい?そこよく釣れるんだ♪」
少女はリーラヴに話しかけた。
(よく釣れる…?全然釣れないんだけどなぁ)
リーラヴは首をかしげながら
「うん。いいよ」
と言った。少女はリーラヴの隣に座って釣りの道具を出した。
リーラヴのと違って本格的で高そうなものだった。
「ごめんねっ急に。私、この場所気に入ってて…」
少女は釣りの準備をしながらそう言った。
「いいよ、全然…あ、あたしね、リーラヴっていうの」
話題を無くしたリーラヴは慌てて言った。
「ふ〜ん。私はロイヤ!よろしくねっリーラヴちゃん」
ロイヤはニコッと笑った。

ロイヤは慣れた手つきで釣りをし始めた。すると10分後にコイキングが1匹釣れた。
まぁロイヤはたんに釣りを楽しんでいるだけなので釣れてもすぐ逃がしてしまうが。
「…あの…ロイヤさん…あたしに釣りを教えてください!」
リーラヴは思いっきり言った。ロイヤはクスッと笑った。
「いいよっ教えてあげる!あと呼び捨てでいいからね」
ロイヤはリーラヴのバケツを見ながら言った。当然ながらバケツには水しか入っていない。

1時間後…。 ポチャン
「そうそう!いい感じよ。リーラヴちゃん!あとはかかるのを待つだけ」
「うん!ありがとう、ロイヤ!」
そのころチコリータは居眠りをしていた。
「釣りをしているときはなるべく静かにして集中するの。そうすればそのうち…―あ!」
ロイヤは釣竿を指差した。釣竿の糸がピクピク動いていた。
 グイ 急に釣竿が水中へ引っ張られた。
「うわっ!?」
「かかったのよ!糸引いて!」
リーラヴは慌てて釣竿を引っ張った。
「チコリータ!起きてよ!」
リーラヴは叫んだ。チコリータは バッ と体を起こした。
『えっ何!?かかったの?すごい!』
「うん…それっ!!」
リーラヴは釣竿を思いっきり引っ張った。 バシャァ 水中からポケモンが現れた。

「ヒンバスだわ!ここらへんじゃよく釣れるけど…」
ロイヤは即座に言った。そこにはいかにもノロそうなヒンバスがいた。
そのヒンバスはゆっくりと顔を上げリーラヴたちを見た。
『また釣られちゃった…』
「?」
「どうしたの?リーラヴちゃん?」
少し戸惑っているリーラヴにロイヤが聞いた。
「…また…?」
ヒンバスは悲しそうな目でリーラヴたちを見ている。
『どう9
☆2008.10/28(火)23:03
データがおかしくなっているので、全メッセージを表示できてません。
シェルテ ☆2008.10/28(火)23:06
Believe<前編> キャラトーク

シェルテ「今日はBelieveのマル秘情報をたっぷりとお伝えするために
     Believeのキャラたちに来てもらいましたー!!では皆さん、
     あたしに聞きたいことがあれば手を上げて下さい」
コサブロウ「はい。僕の名前って、ポケモンのアニメのコサブロウのパクリなんですか?」
シ「あ〜聞かれると思ってた。あれはね、金持ちな所とか、アニメのコジロウに
  似てるところがあるから、コジロウの弟分って感じでコサブロウにしたの。
  実はその時アニメのコサブロウの存在をすっかり忘れててさ…
  覚えてたら別の名前になってたと思うよ。ってかあたし、アニメのコサブロウの名前
  ずっとコサンジだと思ってたし(笑)」
コ「ところで次いつ出てくるんですか?僕…。最初の2話しか出てないですよね」
シ「Believe<後編>の最後にちまっと」
コ「えぇ!?それってすごい後の方じゃないですか!そんなんじゃ僕、忘れられちゃいますよ!!」
シ「まぁまぁ、君にもスポットライトが当たる日が来るさ。ハッハッハッ(誰)じゃぁ次!」

リーラヴ「は〜い」
シ「おっ、ついに主役到来」
リ「なんか、あたしもパクリだって聞いたんだけど…」
ロイヤ「え〜、リーラヴちゃん主役なんだからパクリなわけないじゃん!」
シ「う〜ん、確かにリーラヴはBelieveのオリキャラじゃない」
リ「えっ!?」
シ「あたしが考えてた別の物語の主人公だったんだよね〜。
  『Believeの主人公どうしよ〜。大体設定はできたんだけどなぁ…
   ええい!リーラヴにしちゃえ!!』って感じで…」
リ「…」

ソラマメ「なあなあ、それよりオレたちってまだ出番あんの?」
シ「…出演交渉中」
ミライ「誰と交渉してるの?」
シ「自分と」
ソ・ミ「…」
シ「ハイハイ、次ー!!」

タスク「質問いいですか?僕は次いつ出ますか?」
シ「う〜ん、わからん。ってかみんな気になるんだね、ソレ。…まぁ何回かは出てくるよ。
  でもどこでどういう風に出るかはほとんど決まってない」
ソ「いいなぁ〜…」
タ「そういえば僕、なんかこの物語で悪者扱いされてる気がするんですけど…。
  僕はただ、いらなくなったポケモンを逃がしてるだけなのに…」
リ「それが悪いんでしょ」
タ「どこがですか?ポケモンは強いほうがいいに決まってるじゃないですか」
ガド「うんうん、わかるだぎゃ!ロケット団に必要なのは強くて珍しい
   ポケモンなんだぎゃ!な、エアロ」
エアロ「…」
リ「わからないし。ってかあんたたちよくこんな所にノコノコと現れたわね!」
ロ「ホント!どーゆー神経してんのよ!!」
ガ「仕方ないだぎゃ!来ないと出番なくすって言われたんだぎゃ!!
  …で、次いつ出るんだぎゃ?オレたち」
シ「後編の始めらへんに出てくるよ」

リ「あっそういえばロイヤが探してる人って誰なの?すっごく気になるんだよね〜」
シ「それは秘密。でも、ちゃんとBelieveに出てくるから安心して」
ロ「えっ!?あいつ出るの!?」
シ「うん。ロイヤ、会ったらどうする?告白するの?」
ロ「ちょっ、シェルテさんまで!?なんなの告白とか。ちがうってば!!」
リ「告白といえば…ヒンバス!どうなるかな〜?」
ロ「ギャラドスは全く気づいてないみたいだよね」
シ「いいトコ見せて〜さっさと進化して〜告白あるのみ!!」
リ「さっさと進化って…(汗)」
シ「だって早く進化してほしいんだもん。たいあたりとじたばただけだと、
  どうしてもバトルが単調になっちゃうんだよね〜、うん」

ロ「あっ、ねぇ!ところでさ、Believeって後編で終わりじゃないんでしょ?
  2があるって聞いたよ!」
シ「うん、Believeは実は3まであるの」
シェルテ以外「3!?」
シ「最初は4までの予定だったけど、さすがに長いからね〜」
リ「とにかく3であたしの物語は終わるんだね…」
シ「いやぁ?そんなことないよ」
リ「えっ!?」
シ「フフ…実はBelieveシリーズには続編があるのだ!!…聞きたい?」
リ「うんっ教えて!」
シ「1つは『水色の欠片』っていうタイトルで、主人公はリーラヴじゃないんだけど、
  主人公の旅立ちにはリーラヴとロイヤが関わってるし、リーラヴはBelieveで
  『水色の欠片』の主人公と重要人物に会うよ。この物語は、時期的には
  Believeの後編辺りから始まるの」
ロ「へぇ…」
リ「なんか…すごいね」
シ「いや!もう1つの方がすごい!!それはBelieve3の最終話から約8年後の話…。
  タイトルは検討中だけど、この話はホントにすごい!Believeの集大成みたいな、
  Believeのキャラが勢ぞろいする物語!でもちょっとシリアスかも…」
リ「シリアス…?」
シ「これ以上は何も言えない。Believeが終わらないことには何も始まらないし」
ロ「ちゃんと終わるの〜?」
シ「う…頑張る…」

リ「あのさ、何でBelieveを書こうと思ったの?」
シ「う〜ん、あたし物語作るの好きなんだけどさ、そんな時、ぴくしぃの物語の所を見て、
  あたしも載せたいって思ったんだ。それでまずは話の大筋を決める。
  あたしは大体、始めと終わりから考えるの。とりあえず、アニメみたいに旅をして…
  パートナーはチコリータがいいなぁ〜。主人公はどうしよう。
  過去に色々あった子にしよう。じゃあ、イジメとか?そういう子がポケモンマスターを
  目指して旅をする話にしよう!って感じでどんどん決まっていったよ」
リ「そうなんだ…」
シ「でも、やっぱりいい物語作るにはテーマが必要なんだよね。Believeのテーマは
  タイトルからわかるように『信じること』なの。でもそれだけじゃなくて、
  ちゃんと『努力すること』も大事だと思うんだ。なんだか都合のいい物語のようだけど、
  それなりにリーラヴは頑張ってるんだから」
リ「話の中ではあんまり語られてないみたいだけどね〜」
シ「そこら辺あたしはまだまだ未熟なの」
リ「…あたしもね」

シ「あ!」
リ「?」
シ「そろそろ時間みたい!」
ロ「えぇ〜!?」
リ「じゃあ締めくくりをお願いします!」
シ「さて、Believe<前編>も終わり、<後編>が始まります。セコアとリザードンに圧倒され、
  惨敗したリーラヴとチコリータ。一体どうなる!?いかに立ち直るのか。
  そしてポケモンジムを回り、ついにポケモンリーグへ!?
  これは、リーラヴとチコリータの成長の物語…。
  しばらくこのテーマでお会いすることが出来ませんが、<後編>楽しみに待っていて下さい☆
  それでは…」
全員「これからもBelieveをよろしくお願いします!!」 ―END―
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物語ジャンルの注目は、長くなりがちなので、いちばんあたらしい1話だけの注目に なります。だから、1回の文章量が少なすぎると、ちょっとカッコわるいかも。


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シリーズのお話がすべて終わったら「終了」に、文字数が多すぎるために テーマを分けて連載を続ける場合は「テーマを移動して連載」(次へ)に 状態を切り替えておいてね。この2つの状態の時に、「次の作品に期待」 されて感想が書き込まれると、次のテーマが作れるようになります。

ちなみに「次の作品に期待」をもらって「完結」や「続く」になってる作品を 「次へ」「終了」に変えることもできるけど、その場合、次のテーマを 作るためには、もう一度「次の作品に期待」が必要になります。

しばらくお話の続きが書けなくなりそうな場合は「一時停止」にしておいてね。 長い間「一時停止」のままの物語は、Pixieの 容量確保(ようりょうかくほ) のため消されることがあるので、自分のパソコンに 保存(ほぞん)しておこう。

やむをえず、連載を 途中(とちゅう)で やめる場合は、凍結をえらんでね。ただし、凍結をえらんでも、次の物語が 書けるようにはなりません。感想をくれた人や、次回を楽しみにしてた人に、 感想 で おわびしておこう。


ポケットモンスター(ポケモン)のページ「Pixie(ぴくしぃ)」