その生活が身体を「痛め」てる

前回に引き続いて今回も痛みの話や。
● 前回は「身体の一部になんらかの原因で『酸素不足』が起こると、身体は『痛み』で知らせて『血液循環』を良うして『酸素不足』を解消しようとする。
● この『痛み』で知らせて『血液循環』を良うしようとする働きを、まとめて『炎症』と呼ぶ。」ていうのんを説明した。
● そやけど『酸素不足』がゆ〜っくりおこっても『痛み』は出えへん。
● ちょうどエベレストに登るときに、飛行機で急に五合目まで行ったら『酸素』が足らへんようになるけど、ふもとから何か月かかかって歩いていったら酸素マスクは要らへんのんと理屈は一緒や。
● 細胞いうのんは良うできとる。
● 『酸素』が足らへんかったら足らへんなりに生活切り詰めてなんとか生きていこうとしよる。
● 健気やなぁ。
● 金もないのにすぐにクレジット・ローン組んだりサラ金の「お自動くん」とかで金借りたりするようなお手軽バカには爪の垢でも煎じて飲ましたりたいわ。
● もちろんよう働いてる細胞ほどよう息するし飯も喰う。
● これは人間でも細胞でもいっしょや。
● もし血液が急に来えへんようになったら、よう働いとる細胞から窒息死するし、だんだん減ってきたら呼吸困難と栄養不足で仕事がでけへんようになってやせてしまうんも人間といっしょなんや。
● 『痛み』いうんは細胞が生活切り詰める余裕がないくらいの速さで『酸素不足』おこってきたときに出る。
● 下手したら窒息死や。
● そやから警報で教えんとアカンのや。
● そやけど普通、動物が自然型の生活しとったら細胞が酸素不足になって痛みがでるとかいうことはあらへん。
● 「細胞が酸素不足になるほど一生懸命働いとるいうことは、あんたの浅知恵でもって身体の自然型からはずれた生活をして、身体に無理矢理ムチ打って働かせとるからや。
」ていうことに気ぃついてもらわんとあかん。
● 今『痛み』をとる、つまり今の酸素不足をようしようと思うたらふたつ方法がある。● まず働きすぎとる細胞を休ましてやって酸素を使わんですむようにさせたらんとあかん。
● もひとつは血管を拡げたり血管の詰まりをなくして血液がようけ流れてくるようにしたらんとあかん。
● 少なくともこのふたつするだけで、今の『痛み』は無うなるはずや。
● まず今痛いところを休ませてやること。
● これはホンマに今『痛い』とこがキッチリ自覚できてなかったらでけへん。
● 休ませてやる時間はほんの少しでええ。
● 一週間も無理させへんかったら、たいがいの組織(細胞の集まり)は体力回復しよる。
● 問題は無理せえへん間に血ぃをようけ流れるようにしたらへんかったらアカンいうことなんや。
● 例えて言うたら、「『酸素不足』の時に無理せえへん。」いうのんは、父ちゃんクビになった日ぃから贅沢やめて倹約するいうことや。
● 今まで父ちゃんに頼ってしもうて無理ばっかり言うて、お隣が持ってるからとか流行やからとか言うて買うてたアホなムダ使いやめるこっちゃ。
● そやけど倹約ばっかりやってても金は入って来ん、ジリ貧や。
● 父ちゃん職安行って、母ちゃんパートに出て、子供はバイトして、みんなで金稼がんとアカン。
● 金節約する片っぽで金稼かせがんと金て貯らへん。
● 『酸素』も同じこっちゃ!
  『酸素』貯める、詰まり血液循環を良うする方法いうんは「その細胞を生まれ持ったように使こうてやること。」、これは前にも書いた通りや。
● そやけどその前にやることがある。
● まずストレス少のうするこっちゃ。
● 「あんたの浅知恵でもって身体の自然型からはずれた生活をして、身体に無理矢理ムチ打って働かせとる。」ていうことに気ぃついて、これをやめへんとアカン。
● ストレスいうもんは自律神経のうちの『交感神経』を働かせる。
● 『交感神経』いうんは動物では喧嘩したり逃げたり、餌とったり警戒したりするときだけに使われる自律神経や、「緊張させる神経」のことや。
● 緊張したら血管が縮むようになってるの!
  緊張したら手ぇとか足冷とうなるやろ?
  『冷たい』て何?『温い』の反対やろ?
  『温い』て何やった?
  「血の循環が良え」ていう現象やったよね!
  『冷たい』いうんが「血液の循環が悪い」ゆうことようわかるやろ?
  ほんなら『緊張する』いうのんがどんだけ「血の循環悪してるか」わかるよね!
  「ストレスが強い」ほど『痛い!』ていうことわかるよね?
  「あんたの浅知恵でもって身体の自然型からはずれた生活をして、身体に無理矢理ムチ打って働かせとる。」から余け『痛い!』んやで!
どないしてでも生活のパターン、考え方のパターン変えんとアカンのや!



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