「声なき身体の声」に耳すませなさい

日ぃが経つんは速いもんや。
● シモンとつき会うてから一年が経ってしもうた。
● みんなでまたお迎えにまた一年近づいたわけや。
● この世で生きてれるんも人それぞれに期限ちゅうもんがあるでなぁ。
● 別に歳の順にお迎えが来るゆう決まりはあらへんし、河井かて明日車にあたって死ぬかもしらへん。
● というて死のういうて自殺しよとしても絶対うまいこと死ねるとも限らん。
● 『意志』で自由にならへんもんは自分のもんとちゃうんや。
● 身体いうんはみんな自分のもんやと思てるやろけど身体ひとつですら自分のもんやないんや。
● 自分の身体ですら自分のもんやないのに、他に何が自分のもんがあるんや?持って死ねるもんなんかなんにもあらへんやないか。
● そない思うたらこの『今』という時間も『ここ』にあるすべてのもんもぐずぐず悩んでムダにしたらもったいない。
● 人がどない言おうと思おうと、したいことして嫌なこと嫌や言わんと、死ぬとき後悔すんのもつまらん話や。
● この世に未練残って成仏でけへんのも嫌やしな。
● くだらんこと気ぃにかけてわざわざしんどい目ぇ自分で選ぶのんは阿呆の極みや。
● そやから今日一日愉しゅうに笑ろうて過ごしたいもんや。
● 笑うとれるちゅうのんは『ストレス』がない状態のこと、『自律神経』『ホルモン』『免疫』ていう意志の力でどないもでけへん自己治癒システムが自在に動けるいうことなんや。
● 自己治癒システムをじゃまするんは人の『意志』、つまり『欲』とか『見栄』とかいう『小賢しい知恵』やからな。
● これは言い方代えたら『内なる自然』と『人知』の戦いでもあるんや。
● 『内なる自然破壊』て言うてもええ。
● みんな『自然保護』とか『エコロジー』とか言うて騒いどるけど、自らの内なる『自然保護』ちゃんとできてるか?
  両方ちゃんとできてなかったら片手落ちや、自分のこともようせえへんで外のことだけ言う奴て口だけの卑怯もんや。
● 自分が言うたことは成(せ)なあかん、当ったり前のことや。
● 人の身体いうのんは小宇宙や。
● 本来自然そのものなんや。
● 『身体の声』に逆ろうた『意志』なんぞ『我がまま』以外の何もんでもあらへん。
● 病気になってしもうた人によう言うとく。
● 『我がまま』言うのんやめて『声なき身体の声』に耳すませなさい。
● そんで小理屈言わんで素直に従いなさい。
● 『自然』いうのんは大いなる『自己完結システム』や。
● 全体としてみんなが嬉しいようにしていくシステムなんや。
● 『自然』にある命あるもの命ないものあらゆるすべてが、その各々の特性に応じて活き活きと働く、これが自然の姿なんや。
● いくらあんたのご都合が悪うても、『自然』に無駄な現象なんかひとつもあらへん。● 身体はいつも自然と一緒になりとうてたまらへんのや。
● 『内なる自然』は『大いなる大自然』にいだかれるのんを心待ちに待ってるんや。
● 『内なる自然』と『大いなる自然』の恋愛結婚や。
● 好き合うたふたりを止めることは誰にもでけへん。
● 下手に止めたら心中やで!
  「この世で添えぬ身の上ならば、いっそあの世で幸せを」とか言うてな。
● 心中いうのんは病気で言うたら死ぬことや。
● 『病気で死ぬ』いう現象は『内なる自然』が自らを救済する最後の一手なんや。
● 『死』もまた『嬉し』なんや。
● けど『死んで一緒になる』より『生きて一緒にな』ったほうが嬉しいやろ?
  素直やろ?
  ええか、この『大いなる自然』と『内なる自然』の『恋愛』から『結婚』の方向が、歴史始まって以来の人の行く道なんや。
● 現れるすべての現象(症状)は不自然な歪みが直っていく過程にすぎへん。
● そやから理由のない現象なんか存在せん、偶然なんかあらへんのや!
  「たまたま病気になる」なんちゅうことはあらへん!
  すべては自然からの声や、「『欲』とか『見栄』で身体歪めてるで、早よ気ぃついてぇや!」いう声なんや。
● 身体はいつも良うなろう、完全になろうて動いてるんや。
● 「結婚させてぇや」てお願いしてるんや。
● なっ、わかるやろ?起こってくる現象(症状)いうのんはすべて『嬉しい』ことなんや。
● これは「あんたのご都合よく」ていうこととは関係あらへん。
● 普通反対のことのほうが多いんや。
● 何でか?『自然が先、人知は後』やからや。
● 『主は身体、頭は従』なんや。
● くだらん目先の『見栄』とか『欲』にとらわれてしもうて身体悪うするのんは『主と従』が逆になってるんや。
● 親と子が逆転してるんや。
● 家庭内暴力や。
● 子の親殺しや。
● さぁこれで第一部は終わりや。
● 第二部に乞うご期待。
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