唾も痰も免疫と関係があるんや

とうとう平成も十年になってしもうた。
平成になってから十月十日(とつきとうか)、バブル破綻の決算の年や。
『日本国家の破産の年』やから、あんた方もみんなフンドシ締め直して、自分の身体は自分でようしとくんやでぇ!

介護保険法が通ったけど、あれはあんた方から税金取るための方便や。
自分の身内の介護もしとうない連中が誰が他人の介護なんかするもんか!
『他人の不幸』と『血税』にぶら下がっていきてるんがウチの巨大な業界なんやでぇ。

「社会保険も国民保険も三割」言うてんのんが「五割になる」でぇ。
自己負担が五割になったら、保険料払わへんで『保険証』返還して、自分が病気になったら全額自費負担ででも「安価う治療してくれる病院」に行くこと考えるヤツが出てくるやろ。
自費負担やったら役所の規制も関係ないよって、医者の裁量(治療方針)しだいで安価うにあげれる病院が出てくるからや。
そんな安い病院が出てきたら『毎年の掛け捨ての民間生保』で十分になる。
そのかわり値段相応お互い文句なしの世界やで!
公的保険の支払いが入らへんかったら「健保の金」がのうなるから保険料はまた上がる。
上がったらまた保険抜けるヤツが出てくる。
これが健康保険の整理(崩壊)の仕組みや。

今小金持ってても再来年には『円』は紙屑になるからな。
『イ2ショク2ジュウ2』つまり『医衣・食職・住銃(護身)』は「全部自分等の仲間内でできるようにしとかんとあかん」で。
「他人に依存」してたら泣き見るで。
「銭の切れ目が縁の切れ目」にならんようにお互いに「『相互補完』助け合いグループ」早いこと造っとくんやで。

さて前回は「『腸』は身体で最大の『リンパ腺』」「人間の、いや生きとし活きるもの総ての『抵抗力』の最前線、『抵抗力』の大元は『腸』や。」ていう話をした。
今月は『腸』の仕組みのおさらいや。

『腸』には『リンパ腺』がぎょうさんある。
この前に話したとおり「うんこがあるんは『腸』の中」つまり『身体の外側』や。
「『リンパ腺』があるんはうんこの反対側つまり『腸の外』」、つまり『身体の内側』。
「『腸の中』と『腸の外』」「『身体の内側』と『身体の外側』」の境には「仕切り」がある。
この「仕切り」のことを『粘膜』と呼んでる。

この『粘膜』は『唇』から『尻の穴』までびっしりとつながってて唯のひとつも切れ目がない。
『皮膚』のお役目は「『排除(撥ねつけ)』が主で『吸収(受け入れ)』は従」や。
そやから『皮膚』は「分厚い『細胞』の壁」ていう簡単な構造や。
けど『粘膜』は『吸収』が主で『撥ねつけ』は従や。
この「『撥ねつけ』と『受け入れ』ちゅうお役目自体が矛盾や」いうのはあんた等でもよう判るはずや。
『口』とか『尻』やったら『撥ねつけ』のお役が主やし、『空腸』なんかは『受け入れ』のお役が主やから簡単でええけど、我が『回腸』は『吸収』はせないかん、というてばい菌を『受け入れ』るわけにゃならん。
『受け入れ』するには壁は薄いほうがええけど『撥ねつけ』るには壁は分厚いほうがええ。
さあ『回腸』はどっちを選んだか?

答え、「『粘膜』は細胞一重の薄い壁」。
そやけど『粘膜』の細胞同士はがっちりスクラム組んで「蟻の一匹も入れへんで!」ていう感じの造りにして、ひとつひとつの『粘膜』の細胞はうんこ側に髪の毛のように触手を出して、その触手全体から『吸収』することにした。
ひとつの細胞だけ見たらまるでイソギンチャクや。

さてこの連中を『吸収細胞』ていうんやけど、いくらスクラム組んでも一重は一重、薄うて弱い。
というわけでイソギンチャクの上、つまり「うんこ側」に分厚い服を着ることにした。
この服を『粘液』という。
ヌルヌルネバネバのあの『粘液』や。
『唾』も『痰』も『粘液』や。
この『粘液』の服は『多糖体』とか『糖タンパク』ていう種類の繊維でできてる。

水を掴んで離さない基礎化粧品の保湿成分『ヒアルロン酸配合』とか『コンドロイチン配合』ていうのんもその『粘液』の成分や。
この『粘液』を作る細胞は「『吸収細胞』五十個にひとつ」くらいの割合になってる。
この『粘液』の中に『塩化リゾチーム』とか『IgA(アイジー・エー)』とかのいろんな生態防御物質が溶け込んでるんや。
もともと「腸の中」は『身体の外側」やから、ウナギとかミミズの『粘液』の働きと基本はいっしょや。

『粘液』と『免疫』と『腸内細菌』の話はここからが佳境や。
次回項ご期待。
河井の原稿読み続けたかったら「スマイル」が廃刊にならんように、「シモンの会」が潰れんようにあんた等がちゃんと医者で治らん病気の人に『シモンイモが存在る』こと、よーに知ら示めるんやで!


「元気になれば病気は直る」の 見出しに 戻ります

続きが読みたかったら ここをクリック してください。

初めの見出しに戻ります。